ライオンズ国際協会333-C地区 ヘレンケラーを学ぶ会
1925年第9回ライオンズ国際大会で、ヘレン・ケラー女史が「ライオンズよ1闇を開く十字軍の騎士たれ」とスピーチして以来、
視覚障害者を助け、目を守る運動はライオンズの主要な奉仕活動であり大きな柱になっています。
ヘレン・ケラー女史が1937年初来日した時の講演で「母から日本が生んだ盲人の大学者、塙保己一先生のことを聞き、
努力に努力を重ねてハーバード大学で学び今日がある。」と語られています。
ヘレンケラーに希望を与えたのが日本人というのは、誉れですね。
塙保己一の出身埼玉を訪れた時は、先生の有名なエピソードのお話をされたそうです。
「ある晩のこといつものように、源氏物語を弟子たちに講義をしていました。その時、吹いてきた風にろうそくが消えてしまいました。
それに気づかず講義を続けていたので、側にいた弟子が「火が消えてしまいました。火をつけますので、しばらくお待ち下さい。」
これを聞いた先生は「目が見えるということは不便のものだね。」と笑顔で言いました。自らの境遇を卑下することなく、むしろユーモアで受け流す凜とした生き方に
特に惹かれましたとヘレンケラー女史は話されたそうです。
ヘレンケラー女史の名言「この世で一番哀れな人は、目は見えていても未来への夢が見えていない人」
ヘレンケラーを学び、意義ある一時でした。