先日の勉強会で、医療保険制度を考えるうえで、「負担と受益において公平な医療保険制度」を実現することについては、
国民皆保険制度の下、受けれる医療サービスは同じでも、保険者毎に被保険者の保険料率が異なっている点が挙げられました。
年収の高い大企業従業員・公務員の保険料率が低く、比較的収入の少ない中小企業従業員の保険料率が
高くなっている中で、「保険料率の不公平是正」に焦点を当てた医療保険財政の健全化と国家財政の健全化に寄与することは、
正論でありながら、制度設計をする公務員や大企業に反対されて進まない、つまり改革は進まないという結論になってしまいます。
多くの人たちが医療保険制度の詳細を知らず、保険料率に不公平があること自体知らないのです。
また、現場の医師の声からすると、本当に受診が必要な患者さんは〇割だそうです。10割ではないということです。
救急車をタクシー代わりに利用する問題もあります。
子ども医療費を無料化した中で、安易な受診も増えています。
一日400人の外来患者を診る 河内医師によると
医師不足を解消するために新設大学をを新設しても10年後にやっと一人前に・・
平成23年度
病院入院患者数 130万人
病院の外来患者 170万人
診療所の入院患者 5万人
診療所の外来患者数 425万人
歯科外来患者数 130万人
合計860万人(平成14年 790万人)
今後も年々増加することが想定されているなかで、医療現場にかなりのしわ寄せがきています。
時事通信記事より 7月20日(土)5時10分配信
8割が当直明けも通常勤務=医師、半数が健康不安―労組調査
医療は赤ちゃんからお年寄りまで老若男女にかかわることですので、共通な課題として挙げました。
明日の参議院選挙の投票率が心配される中、改革していかなければいけない事が山積みで、棄権をしてしまうと
自分が考える方向と全く違う方向に日本が進んでも悔やんでも悔やみきれないはずです。
自分一人投票にいかなくても・・と諦めず、投票に行きましょう!
自分で判断して決めた候補者に投票してきてください。