今年の3月の議会で敬老の集いの予算について、会派のぞみは賛成の立場から意見を付すことはしませんでしたが、
他会派から、敬老会の改善を求め以下の意見が付されました。
敬老事業運営事業についてであります。29年度は、これまでの予算にさらに450万円が増額され、一生に一度の成人式と比べ、
その差は歴然であり、バランスが悪いと言わざるを得ません。早急な見直しをしていただきたいところではありますけれども、
そういう状況にならないのであれば、次の6月議会で予算修正案の提案をしたいとも考えております。ほかに努力を望むものは
ありますけれども、改善されることを期待して本予算に賛成といたします。
予算のほうに入りますけれども、予算に関しましては、幾つかそれぞれの委員が申し上げましたので、それをまとめまして、
最終的にまとめにしたいと思いますけれども、まず1点目は敬老祝い金の事業について。市は高齢者の居場所の確保、
見守り、送迎、介護者の支援、訪問ヘルパー、地域包括支援事業の拡充など、さまざまにやることがあるので、
祝い金の3,000万円は他の事業に有効に使うべきである。今後、高齢人口がふえてくる中で、敬老会の一斉開催や、
75歳、80歳、85歳など節目で実施するなど、事業の見直しが必要である。ほかに優先する事業に予算を割り振るべきである。
これを受け、77歳と88歳を招待してH31年度から敬老会を行う方向性について、委託先の社会福祉協議会に受託について
はかったところ反対の意見があり、断念。
敬老会において以下のように挨拶があり、現在の形の敬老会を発展的解消をし、
週1回外出する機会はじめ様々な活動を社協、民生員、自治会など地域とふれあい、
楽しく生き生きと過ごせる仕組みを築くと伺いました。
蕨市長からは、
「平成19年の就任以来、高齢者福祉と未来に繋がる子育て支援を柱に福祉の充実に努め、
敬老会に出席し、お元気な皆様にお目にかかるのを楽しみにして参りました。
また、皆様のご参加を嬉しく思い、担当者に感謝しております。
課題として、65歳以上が就任時のH19年が18パーセント、H30年が30パーセント。
2025年の団塊の世代が後期高齢者となり、33パーセントと予想され、
現在すでに対象者の増加により会場が満杯となっていること、
敬老会の担い手である民生員、社協、自治会はじめボランティアの皆様の高齢化です。
更には、命の危険がある猛暑、水害、地震などの災害の多発により、認知症はじめ配慮が必要な高齢者への対策と
将来にわたって住み慣れた地域で安心して住むことができる対策が、急務です。
支え合いと地域包括支援システム充実で、皆様が末永く幸せに地区で安心して住めるようにするために
市が主催する敬老会は、発展的に解消し、高齢者福祉の元年とするために大きく舵を切り、
高齢者福祉を進化させ、生活支援と介護予防、健康づくり、地域づくりを最優先にし、
全国一の長寿のまちを目指したい。
心も体も健康で自立し、地域で安心して幸せと生きがい感じる、健康長寿社会を目指し、
皆様のいきいきとした生きがいが、未来を担う子ども達の活力となります。
週1回外出する機会はじめ様々な活動を社協、民生員、自治会など地域とふれあい、
楽しく生き生きと過ごせる仕組みを築いてまいります。
機会を捉え皆様とお会いするのを楽しみにしております。
見守りを強化し、集い、介護と医療の連携強化、支え合い、助け合い、
生活支援、地域包括ケアシステム強化で認知症対策はじめ支援が必要な高齢者対策の強化と災害対策を
検証してまいりますので大いなるご理解をいただきたい。
皆様が末永く元気に、限りないご健康ご多幸を祈念しております。」