佐倉市議会はしおか協美
市政にキョウミ
 



私は、学校と医療の連携の重要性を常日頃感じていたので、第20回子ども健康科学会学術会議に昨日、本日と出席させて頂きました。

勉強会への出席は、市民から頂くご相談に対応し代弁し政策立案していく上では重要な事です。

以下、プログラムの中から詳細説明は個別にさせて頂きますので、

どうぞ、橋岡迄ご質問ください。

千葉大教育学部教授で片岡洋子附属小校長の「学校教育は誰のため、何のためか」の講演に始まり、

千葉大学予防医学センター 山本 緑先生から「エコチル調査でわかってきたこと」

 (例えば、妊娠中に喫煙をするパートナーの89%は喫煙者)

会派のぞみ勉強会で講演していただいた千葉大学園芸学部木下 勇先生から「健康に育つ遊びの環境とは」について

 (危険を伴う遊びー木登りなどで心の強靭性を学ぶ重要性)

千葉大学予防医学センター 近藤克則先生から「子どもの貧困と健康」について

 (貧困が学習無力感を生む。貧困から海馬の成長を妨げる。

  健康21では検診に力を入れ健康寿命の延伸を推進、これからは健康格差をいかに縮めるか。食育、給食。)

久里浜医療センター 三原聡子先生から衝撃的な現実である「いま手の中にある機器 ~ゲーム使用障害の子どもたちの実態~」について

 (ゲーム依存:朝、起床出来ない。昼夜逆転。欠席。食欲減退。ものにあたる。運動能力低下。骨密度低下。)

明治薬科大学 駒田陽子先生から「子どもの睡眠負債が危ない」について

 (先進国の中で平均睡眠時間最短の日本人。睡眠負債による損失は15兆円=日本の教育費=がん・認知症のリスク↑)

 (子どもの睡眠負債も深刻 思春期のからだのリズムが夜型化する 第2次成長期に昼間の眠気が強くなる)

 (子ども・家庭でやるべきことは生活の中で睡眠時間を確保する習慣ー文科省:輝く君の未来)

大阪府高槻市富田地区における「ただいま食堂」実践から一般社団法人タウンスペースWAKWAK 岡本工介先生から

「困難を抱える子どもを支える子ども食堂におけるソーシャルワークの有用性」について

 (来てほしい人に来てもらえる仕組みとは。地縁ある支援者の重要性。教員の伴走と定期的な連携会議で情報共有)

豊洲子ども家庭支援センター(みずべ)臨床心理士言語聴覚士 南 めぐみ先生による「都市部における発達相談の傾向」

千葉市立星久喜中学校 谷 麻紗美先生からは「情緒障害のある生徒のやる気を引き出す支援方法に関する一考察」

国立成育医療研究センターエコチル調査メディカルサポートセンター 佐々木八十子先生からは

「慢性疾患を有する児の身体的、心理社会的状況等に関する実態調査」について

(それぞれの疾患に補助制度があっても、包括的な支援が必要であること。)

宮崎県立看護大学 甲斐鈴恵先生から―乳幼児の保護者アンケート結果から―メディア安全指導員による

電子メディア講習前後の理解度の変化と影響因子について

2日目

木村泰子大空小学校初代校長 「みんながつくる みんなの学校 -すべての子供の学習権を保証する-」

(そのまま、ありのままになれる学校づくり。

 この1年で特別支援学級生が増加。10年先の共生社会が待っている。お隣に違う言語の人。お隣に多様な人。

 先生のアタリ、ハズレを無くす。主語を子どもにし、教えるから子ども達から学ぶ。子どもと子どもから学ぶ。)


千葉県千葉リハビリテーションセンター小児科医 永沢佳純先生からは、「医師に求められる役割

千葉県精神保健福祉センター 石川真紀先生からは

「フィンランドのAnticipation Dialoguesの紹介〜発達障害疑い時や対立する連携会議での早期対話〜」

 (問題への対応でなく自分の心配事として協力を求める。オープンダイアログの成果。どのように安心の場をつくり、対話へ導くか。

  望ましい将来について語り合う。自分が何をするか。批判でなく提案となる。本:あなたの心配ごとを話しましょう)


子どもたちの食を考える

文部科学省横嶋 剛健康教育調査官からは「新学習指導要領を踏まえた学校の食育」

栃木市教育委員会 中田智子先生からは「学校給食における食物アレルギー対応について」

 (情報提供シートとアクションカードについて)

 

明日から常任委員会です。



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