ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

被災者の受入と地方選

2011-04-05 09:05:54 | 社会・経済・国際 
暦は4月ながら、気温も気持ちも例年に比べ寒く遅い春を迎えている。
春を告げるウグイスの鳴き声も滅多に聞こえず、さえずりも上手くない。
東北関東大震災の被災地では、寒い中で救済復旧が遅々としている。
原発の深刻な状況は今も続いて、放射能拡散の不安が広がっている。
福島の農畜産物に放射能汚染が観測され、出荷停止の物が出ている。
ガソリン不足は解消したが、納豆 牛乳 タバコなど品切れの物も多い。

桜の蕾もやっと開き始めたが、花見は遠慮して話題になっていない。
中旬以降この辺の農家は、田かきと田植えの最盛期で大忙しになる。
一方で、地震に大津波と福島原発事故によって埼玉アリーナに避難し
ていた福島の双葉町が、役場ごと市内の旧騎西高校に避難してきた。
予定の1300名の他、直接来た「いわき」ナンバーの車も多くあった。
私たちも、被災者を迎える市民として協力し支援しなければならない。
そんな非常時のなか、地方選挙が実施されたり 予定されたりしている。
1日告示の県議選では、ほとんどの候補が街頭での連呼を自粛した。

16日告示の市議選は、合併して初めての選挙で激戦が予想される。
選挙も大切だが、直面する厳しい状況や被災者心情も考慮すべきだ。
私は、市議選の選挙街宣活動に一定の自粛をするよう要望してきた。
県議選に続き市議選も、街宣活動時間の短縮など自粛される事だろう。
「こんな時、ウグイス嬢の声はどんなものだろうか」と、ひげ爺の独り言。
春を告げる鶯の声も選挙カーの訴え声も、今年は小さくて良いだろう。
コメント
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