ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

坂東札所めぐり 第三回

2011-11-08 08:04:32 | 旅行・秘湯・巡礼 
11月3日、薄曇りのなかを車は渋滞もなく都内から東名高速を西に進んだ。
相模一ノ宮の寒川神社に参拝して、西相模地域の札所めぐりへ向かった。
一年間の出向で川崎に住んでいる娘に、炬燵を届ける役目も兼ねている。
平塚の光明寺から厚木の長谷寺を参拝し、昼に娘と座間駅で落ち合った。
「娘と3人での昼食は、このザマを見る前のことにした」と、ひげ爺の独り言。
食事後に座間の星谷寺を参拝し納経し、娘の住む川崎の平間にまわった。
娘と荷を降ろしてナビ操作、帰路の距離はジャスト100キロを表示していた。

坂東観音霊場七番: 金目山 光明寺 本尊: 聖観世音菩薩
平塚市街から北進して行くと、金目川に沿う金目と言う所に光明寺がある。
石の柱門に続き仁王門、その先の正面に本堂 左に大聖歓喜天堂がある。
海女が河口で観音像を拾ったとの伝承から、「お腹ごもり観音」と云われる。
源頼朝の妻 北条政子も祈願したことから、将軍家の祈願所にもなっている。
本堂に聖観音が奉られているが、何故か千羽鶴が数多く奉納されていた。

坂東観音霊場六番: 飯上山 長谷寺 本尊: 十一面観世音菩薩
厚木インターから、丹沢山に向かって進むと飯山温泉の先に長谷寺がある。
僧 行基が通りかかった折、菩薩が現れたので観音像を刻み奉ったと云う。
坂道の途中に駐車場があり、周辺には桜が多く10本の冬桜が咲いていた。
道は石段になり、仁王門からの急な石段を上がると石灯籠が並んでいる。
正面奧の本堂は、江戸時代の建築で 柱や高欄に格天井や厨子は重厚だ。

坂東観音霊場八番: 妙法山 星谷寺 本尊: 聖観世音菩薩
小田急座間駅からほど近い所に、星の谷観音とも呼ばれる星谷寺がある。
山門や仁王門はなく、入り口には古くはないと思える仁王像が立っている。
行基が、森の古木の根洞から読経の声を聴いて観音像を発見したと云う。
本堂の欄間に豊満な天女彫刻があり、根下がり紅葉の古木が置いてある。
また、特殊な梵鐘や星の井戸など 七不思議と云うものが伝えられている。
コメント
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