ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

郷土歴史ロマン散歩 - 2

2015-04-07 07:58:24 | 食楽・年金ライフ 
好天が続kく月初め、近所の桜に誘発されて 日本五大桜の見学に出かけた。
ネットで開花を確認し、一時間ほど車を走らせると 北本市の石戸宿に着いた。
そこでは、日本五大桜で天然記念物の「石戸の蒲さくら 」が 満開状態だった。
源頼朝の異母弟である範頼は、別称「蒲冠者」(かばのかんじゃ)と呼ばれた。
鎌倉幕府の成立後 謀反を疑われ、頼朝によって伊豆で殺されたと言われる。
しかし伝説では、逃れて 武蔵国の吉見や石戸に隠れ住んだとされ、この地に
育ったゆかりの桜が 800年余を経た今、格調の高い姿で 花を咲かせている。

荒川左岸を少し上った地の御成橋には、「川幅日本一」の 標柱が立っている。
両岸の堤防間が2,537mあり、定義に基づき国交省が 日本一と認めたもの。
そこから東に道をとり、JR線架橋を超えた所に家康ゆかりの「勝願寺」がある。
この寺は天正年間(1573-92)の建立で、浄土宗関東十八檀林の一つだった。
家康が鷹狩りの際に 度々立ち寄ったとされ、以後 将軍家の庇護を得ている。
三つ葉葵の家紋を使うなど 由緒のある寺で、境内の桜が ちょうど満開だった。
仁王門や本堂は重厚な作りで、仙石秀久や真田信之の妻小松姫の墓もある。

鴻巣市は、川幅日本一にちなんで 幅の広い麺類や餃子等を名物にしている。
昼は 旧川里村の「花久の里」に立寄って、名物の「川幅うどん」をいただいた。
そこはお店と云うより施設と云え、政治家「青木氏」から 屋敷邸宅の寄贈を受
けた鴻巣市が、地域振興を目的に改修し「花と音楽の館」として活用している。
『桜は今が満開で花見ごろ、私は檜の花粉で鼻水ごろ 』 と、ひげ爺の独り言。
川幅は日本一の幅広でも、川幅うどんの人気度は そこまで幅広くないようだ。
コメント
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