ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

館林では「まゆ玉うどん」

2011-08-09 10:10:22 | 食楽・年金ライフ 
群馬県東部の館林市は、童話にある茂林寺の分福茶釜と狸で有名だ。
その茶釜にちなみ、半熟玉子をのせた「釜玉うどん」を名物にしている。
しかし、釜玉に加えて変わったうどんを食べさせる店が茂林寺にある。
民家風のお店「もり陣」は、シルクを使った「まゆ玉うどん」が売り物だ。
まゆ玉の絹をパウダーにし、ほんの少しうどん粉に混ぜるのだと云う。
見た目は普通のうどんでも、ツルツルシコシコ感がシルク効果らしい。

店主は数年前に脳梗塞で倒れ、重体状態から半身不随まで回復した。
その後リハビリを続け、右手に不自由はあるものの元気を取り戻した。
その間、「まゆ玉」に触れたり握ったりしているだけで体調に良いことを
実感し、2年前から「シルクうどん」を作りたいと挑戦を続けたという。
絹パワーの実証や食品としての利用法等、専門家とも相談したらしい。
そして出来た「まゆ玉うどん」を 自分のお店の味として売り出している。
まゆ玉乾麺も製造し、まもなく商標登録をうけて販売する予定だと言う。

元来、館林地域の農家では「かいこを飼う」ことが盛んに行われていた。
少し離れているが、ひげ爺の家でも私が子供の頃まで蚕を飼っていた。
また地域は小麦の生産地で、農家では食材に小麦粉を多く使っていた。
小麦粉文化の代表がうどんで、製粉業や製麺業も盛んなところだった。
作り慣れてきた二つの素材が、パワーを付けてうどんに変身したのだ。
「帰りにもらったまゆ玉で、手の痺れが治る・・かな」と、ひげ爺の独り言。
ご亭主の説明や記録ビデオに忙しく、肝心なうどんの味が判らなかった。

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