北条鉄道が30周年を迎えたらしい。昨日も沿線を歩いた。のどかな景色に心を癒されながら、着いた駅は播磨横田駅。
すっかり様変わりだ。ギャラリーと駅が共存している。数か月前に来た時は、殺風景そのもの。粗末な駅舎がポツンとういう感じだった。吹き通る寒風に身を縮こめたものだ。
あの鄙びた風景はもうない。残念な気もするが、パーッと華やかなのもいい。神戸の女性画家の篤志によって実現したとある。北条鉄道もいろんな人たちに愛されているようだ。未来は明るいな。勿論赤字鉄道に間違いはないだろうが。
子どもの頃から愛着のある鉄道だ。30年と言わず、50年100年と歴史を刻んでほしい。
ギャラリーにあったふれあいノートを開いた。かなり遠方から来られた方のつぶやきがメモってある。私も触発されてペンを握った。
プラットホームに立つと、気持ちがいい。桜の木が端から端まで。もうすぐ花開くだろう。その頃を狙ってまた来よう。でも、きっと凄い人だろうな。やっぱり、少し旬を離れた時期に、こうして訪れて、しばし時間を忘れる方が私にはあっている。
8700歩。少し足りないけど、今日はこの辺で家に帰ります