図書館で催している文芸展示会を見にいくと、恩師から電話があった。
90歳近い年齢を考えると、加古川まで迎えにいかなければと思うが、
いまは愛車を持たない身分。
妻か娘が休みの日でないと、乗る車がない。
仕方がないので、加古川から一回乗り換えで北条鉄道の終点までの道案内を説明して、先生にご足労を願った。
1時間に一本の北条鉄道。終着駅で、いまかいまかと待った。
そして、恩師との対面。2年ぶりである。
しかし、矍鑠たる姿はお変わりがない。
「待っててくれたの?」
言葉もよどみがない。
20代のころ、わたしに人生の目標を与えてくれた、大切な恩師。小学校の教師をやられていたが、その教え子ではな。先生が主宰されていたアマ劇団で指導をいただいたのである。
展示を見ていただいての帰途、
たまに行くおなじみの喫茶店に落ち着いた。
「ぼく、きょう誕生日なんやで」
「え!」
「88になったよ」
もうびっくりである。
しかも88とは思えぬ若狭。
「この間、お医者さんに、62歳の体年齢やなと驚いてたわ」
私の実年齢より6歳も若い!大体私は血管年齢は80歳と診断されたのだ。今も昔も師匠には勝てない。
この師弟の会話を聞いていた喫茶店のママさんが、
なんとハプニングなおもてなしをしてくれた!
「先生、誕生日、おめでとうございます!」
店の女性スタッフ5人が、私たちの席を囲んで、
ソフトクリームにろうそくを立てたのを先生の前に。
「ハッピーバスデー、○○先生~♪」
もう先生大感激である。
10年前に奥さんに先立たれて以来、お一人暮らし。
そりゃうれしいに決まっている。
涙もろい私も目を潤ませてしまった。
恩師との久しぶりのの再開に花を添えてくれた、
喫茶店のママさんと女の子たちに感謝感謝である。
あとは先生に同行して加古川まで。
お互いに年齢を重ねると、明日ではなく今日が大切なのだ。
加古川まで1時間ちょっと、会話が弾んだ。
「きょうはありがとう。誕生祝までやってもらって」
「いえ。先生には、これからもお元気でお過ごしください」
暑さの中、加古川駅で恩師を見送った。
しょうしょう疲れたが、最高に気分のいい1日だった!
90歳近い年齢を考えると、加古川まで迎えにいかなければと思うが、
いまは愛車を持たない身分。
妻か娘が休みの日でないと、乗る車がない。
仕方がないので、加古川から一回乗り換えで北条鉄道の終点までの道案内を説明して、先生にご足労を願った。
1時間に一本の北条鉄道。終着駅で、いまかいまかと待った。
そして、恩師との対面。2年ぶりである。
しかし、矍鑠たる姿はお変わりがない。
「待っててくれたの?」
言葉もよどみがない。
20代のころ、わたしに人生の目標を与えてくれた、大切な恩師。小学校の教師をやられていたが、その教え子ではな。先生が主宰されていたアマ劇団で指導をいただいたのである。
展示を見ていただいての帰途、
たまに行くおなじみの喫茶店に落ち着いた。
「ぼく、きょう誕生日なんやで」
「え!」
「88になったよ」
もうびっくりである。
しかも88とは思えぬ若狭。
「この間、お医者さんに、62歳の体年齢やなと驚いてたわ」
私の実年齢より6歳も若い!大体私は血管年齢は80歳と診断されたのだ。今も昔も師匠には勝てない。
この師弟の会話を聞いていた喫茶店のママさんが、
なんとハプニングなおもてなしをしてくれた!
「先生、誕生日、おめでとうございます!」
店の女性スタッフ5人が、私たちの席を囲んで、
ソフトクリームにろうそくを立てたのを先生の前に。
「ハッピーバスデー、○○先生~♪」
もう先生大感激である。
10年前に奥さんに先立たれて以来、お一人暮らし。
そりゃうれしいに決まっている。
涙もろい私も目を潤ませてしまった。
恩師との久しぶりのの再開に花を添えてくれた、
喫茶店のママさんと女の子たちに感謝感謝である。
あとは先生に同行して加古川まで。
お互いに年齢を重ねると、明日ではなく今日が大切なのだ。
加古川まで1時間ちょっと、会話が弾んだ。
「きょうはありがとう。誕生祝までやってもらって」
「いえ。先生には、これからもお元気でお過ごしください」
暑さの中、加古川駅で恩師を見送った。
しょうしょう疲れたが、最高に気分のいい1日だった!