こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

喋れない

2016年07月21日 00時55分38秒 | 文芸
小さいころから

人と話すのが大の苦手。

人見知りが激しくて、

家族にすら

ろくに喋れないひどさだった。

小学校では先生を前にすると

顔を赤くしてうつむいてしまった。
 そんな私が一念発起したのは

社会に出てから。

勤めたのが書店。

店頭でこども百科や学年雑誌を

お母さんらに薦めるのも仕事だったが、

うまく話が進められない。
 こんなことじゃいけないと、

自分にできるもので

自分を変えてくれそうなものを探した。

見つけたのがアマチュア演劇のグループ。

学校では国語が好きで、

朗読だけは不思議にうまくできた。

メークをして覚えたセリフを

舞台で喋るくらいならできる。

舞台で上手に喋るようになったら

日常でもいけるかも!
 舞台のとりこになると、

少しは普段の会話が

成立するようになった。

それでも苦手意識は一朝一夕で

一掃できるものではない。
 4人の子供の親となった今も、

人と接するのはうまくない。

年齢が加わった分、

人を避けるすべを身に着けて、

なんとか立ち回っているが。

子供と話すのも、

くだけられないのは、

昔と全く変わらない。

苦手意識の克服は、

死んでもできないのかも知れないなあ。(自嘲)
コメント
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