こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

コンタクトの功罪

2016年07月02日 00時51分47秒 | 文芸
若い頃、コンタクトにチャレンジした。

きっかけは、「私、眼鏡の男性、生理的に好きになれないの」と女の子にふられたから。

中学校に入ると同時に眼鏡が必要になった。度は進んで、レンズは牛乳瓶の底。フチは黒っぽく味もそっけもない。いかにも真面目さだけをアピールしている代物だった。

曇ったり、汚れたりと不便をこうむっていたせいもあって、コンタクトは超魅力的に映った。当時はハードが主体。はめ外しの訓練に一週間ちょっと眼科に通った。

コンタクトは予想外の効果を発揮した。曇る不便さは皆無となり、恋人もできた。

「どないしたん?眼鏡かけて。けったいな顔になってる」「これがほんまの俺や」

 コンタクトは長続きしなかった。ズボラなB型男には朝と夜の手入れが大変過ぎた。元の学生眼鏡(?)の方が「なんぼかいい!」

 結果、恋は壊れた。コンタクトの仮の恋が。

 眼鏡と妻。いまかけがえのない伴侶達だ。


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