こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

父の日をいま

2016年07月14日 01時23分37秒 | 文芸
暑い中、近くのスーパーに買い物に出かけようと思いついた。

梅雨空でいつ降ってもおかしくない雲行きだ。

さて何を着ていくかな?

少々濡れてもよくて、暑さをしのいでくれるものがいい。

ふと思いついたのが、自室においてある買い物袋だ。

確か「夏のウォーキング用に着れると思うよ」と娘は言っていた。

そう、父の日に貰ったプレゼントだ。

まだ袋を開けていなかった。

昨年結婚した長女は、わたしの趣味がウォーキングだとよく知っている。

それを考えて選んだのだろう。

実は、父の日にちゃんと気を配ってくれるのは彼女だけ。

遠くにいる息子らは論外としても、大学生の次女は自分のことが手いっぱいで、父親のことなど思いつきもしないようだ。

唯一のプレゼントをやっと開けてみた。

夏用の長袖シャツが二枚、短い靴下が3足。

帽子も入っている。

さすがわが娘、父の希望をよくわかっている。

父の日当日は、「ありがとう」と受け取った。

すぐ開けるのも気恥ずかしくてそのままにしておいたのが今更ながら悔やまれる。

あれから2度ウォーキングに参加している。

その時に来ていたのが、冬用のシャツ。

かなり汗だくになって歩いたのを思い出した。

スーパーまで50分かけて歩いた。

さすが夏用のシャツだ。

汗も格段に少なくて済んだ。

「ありがとうな、〇〇〇」と思わず口に出していた。こんな素直でない父親だから、父の日も誕生日も貰い(?)が少ないのだろう。

そろそろ、可愛いお父ちゃんに変身してみるかな。いや!それは無理だ。

70年近く生きて来た性格を即座に変えられるほど器用ではない自分をよく知っている。

次に長女が帰ってきたら、たぶん連れているだろう初孫に、いいものを張り込んでやろう!

それで娘に父の気持ちが通じる。

なんて自分に折り合いをつけて、満足する父親であった。(笑い)
コメント
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