こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

親ばか

2016年10月01日 01時49分13秒 | 文芸
9時過ぎに妻が戻ってきた。
「メールで、今日は飲みに行くから遅くなるってよ」
またやられた。
娘がいつもの8時帰宅を考えて、
食事の準備を済ませていたのだ。
母親にメールを打てるなら、
食事を担当する父親にしてこいよ。
6時過ぎに来たメールは、
「テレビでやるヒロイン失格を録画しといて」
父親はその程度の扱いなのだ。

やれやれだ。
またご飯を冷凍保存しなくちゃいけない。
それに、
テレビの録画予約をしとかないと。(苦笑)

金曜日の夜は、時々帰りが遅くなる。
翌日が休みだからだ。
しかし、食事やショッピングがほとんどで、
呑んで帰るのは初めてだ。
20歳になったからということか。

娘の成長は確実だ。
その分、わたしの悩みが増える。
(呑んでも呑みすぎるなよ。無事に早く帰ってこい)
上の3人の子供たちの場合は、
そんなこと考えもしなかったのに。
やっぱり、遅く授かった子供が一番かわいいってことかな。
考えてみればおじいちゃんと孫だと間違われてもおかしくないよな。

深夜0時半、迎えに行った母親と無事にご帰還である。
「しょうのない子なんだから。電車を寝過ごして3駅も乗り越したのよ」
そうか。それでこんなに遅くなったのか。
「父親でしょ。ちゃんと叱ってやってよ」
「はいはい」
口では気軽に受けられるが、行動は……?
「あんまり遅くなるなよ。かあさんが心配するからな」
娘の部屋の外から声をかけておしまいだ。
たぶん妻より、私のほうが心配してたと思うのだが。まあいいか。
返事がないので覗いてみると、すやすやと寝入っている。
(まあ、いいっか……)(苦笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする