こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

黒豆の季節

2016年10月26日 00時47分17秒 | 文芸
姪から届いたのは
茎もサヤも付いた枝豆。
それも黒豆だ。
産地に嫁いで以来、
毎年季節を迎えると届く。
最近は待ち遠しい。

ふたくくりだとかなりの量だ。
茎から黒豆だけを外して茹でる。
塩を揉みつけたのを
塩を加えた熱湯に放り込む。
六分ほどでゆであがる。
ごくりとのどが鳴る。
ゆで加減をみるのに、
熱いのをひとつ熱湯から取る。
サヤをしがみ中味を味わう。
いい歯触りだ。
塩味が程よく効き、
うまい!
家族を招集して
食卓に黒豆を大盛のボールを
ドカンと置く。
まだ湯気の立つ黒豆に、
すかさず手が伸びる。
後は黙々と食べる。
空になったサヤだけが
別のボールに山となる。
まだあとふたくくりある。
今度はゆでたのを
サヤからつまみ出す。
豆ごはんに豆のかき揚げ……
家族の満足顔が見えてくる。
コメント
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