こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

祭り前夜

2016年10月10日 01時25分31秒 | 文芸
いよいよ秋祭りだ。
もう太鼓屋台を担ぐ頭数に入らなくていい
年齢になってしまった。
昔は炊き出しや酒の燗などを担う役回りが
年寄りにはあった。
おにぎりやおでん、煮しめなんかを
乗り子や舁き手、周旋役らの昼飯に用意したのだ。

最近は炊き出しはなくなった。
仕出し料理屋に、昔ながらの献立にオードブルなどを頼む。
日本酒も今やビールに取って代わられた。
しかも祭りといえどアルコールを昔ほど飲まなくなったのだ。
年寄りは数人で事足りる時代になってしまった。
一軒に一人は祭りに顔を出すという原則が崩れ始めている。
出張ってもやることがないのだから仕方がない。

祭りの賑わいも、大きく様変わりしている。
子供時代は、狭い境内に臨時の芝居小屋が建てられた。
いまでいい大衆演劇や浪花節が舞台で披露された。
境内は露店も数軒並び、
賑わいもかなりなものだった。

いまはカラオケの余興だけ。
境内の中央にしつらえた土俵で、
子供奉納相撲が行われる。
そして欠かせないのは抽選会。
各戸に配られた祭りのチラシに番号が添付され、
賑々しく抽選会をやる。
こんなお得感がないと、村の民が神社に集まらない。

知られれば顰蹙を買うのは必定だ。

さあ祭りの本番が刻々と迫っている。
少しだが、期待感でワクワクする。
今回の写真は、
数年前のわが息子を含む
村の青年たちの雄姿(?)である。

祭りの詳細報告と、3トン屋台の全貌は明日に。
コメント
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