難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

聞こえるってどういうことかな?

2010年03月21日 09時22分37秒 | エンパワメント
聞こえると言うのは、会話の内容が理解できて、自分の意志に何らかの影響を与えるということで、単なる物理的に音が入るのとは違う。

音や言葉を聞いて、自分で考える、話す、行動するということにならなければ「聞こえる」ということにならない。

聞こえないからと言って、言葉をすべて文字化すれば事足りるわけではない。文字化は単なるモードの変換であって、意味を伝えているということにはならない。

受信能力を考えた発信が必要だが、また文字化すれば終わりではなく、聞こえない人がきちんと情報を受け取られているか確認して、必要な支援を考える必要がある。これが対人援助技術だ。

聴覚障害は、単なるコミュニケーションの障害ではなく、「関係性の障害」と言うのは、コミュニケーションはそれ単独で機能するわけではなく、自分と周囲の人、社会との関係を構築する元であり、目的だからだ。しかもそれは発展する関係性だ。


ラビット 記
最近、立ち飲み屋が増えた。どこも賑わっている。

パナソニックの初のCM字幕に、アンケートのお願い。

2010年03月21日 08時18分22秒 | ワシントンDCから
全難聴より、お知らせがあった。


ラビット 記
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全難聴情報文化部より
標題についてお知らせとお願いがありました。
依頼文書とアンケート用紙をワード形式で添付します。
※掲示板に掲載します。

下記の内容とワード文書をお読みいただき、
各協会会員へのご通知およびご協力をお願いいたします。

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全難聴情報文化部です。
とうとうCMに本格的字幕が付く日がやってきました。
パナソニックが、1社提供している月曜の夜8時~9時の枠で、1分間のCMに
付けるそうです。
多くの方が、CMがわからん、と話され、要望されていたものです。
見ての感想を、添付アンケートを介して、要望を広げましょう。
各協会におかれては出来るだけ速やかに会員への周知を働きかけて下さい。
よろしくお願いします。
また、ぜひパナソニックの宣伝部へ、TBSへも意見をお願いします。

■実施予定日:2010年3月22日(月)20時00分~20時54分
        TBS パナソニックドラマシアター「ハンチョウ」
        ※TBS系列28局で放送
■対象CM :企業宣伝CM(60秒CM)
       ※このCMの放送タイミングは20時40分前後になります。
      
■放送方法 :CMを番組と一体化して番組本編として放送
       ※CMとして放送するには、放送局が設備投資する必要があり、
         今回は単発の試行トライアル。
 CMバンク設備を経由せず番組サーバー設備から直接送出。

■アンケート送付先
 上記番組にと一緒に放送されたCMをご覧になり、添付のアンケートを下記宛FAX
 又はメールで送付して下さい。宛先は今回の情報の仲介をしていただき、
 また、全難聴機関誌NO145号(CMに何故字幕が付かないか)へ投稿していただき
ましたCM字幕付与運動を行っている吉井勇さんへ送って下さい。
  FAX03-3545-5843 
又は メール yoshii@newww-media.co.jp
  ※@は半角に直して下さい。

  さらに、TBSやパナソニックへFAXで、大いにほめてあげて下さい。
  そうすることがCM字幕付与に繋がって行くと思います。
  ・パナソニック 宣伝グループ東京オフィス      
     FAX03ー5401ー0515
  ・TBS<字幕に関する意見を伝えるサイト> 
  https://cgi.tbs.co.jp/ppshw/tv/1773/enquete.do
  ・TBS番組「ハンチョウ」への意見サイト  
   http://www.tbs.co.jp/hancho/bbs/popup.html

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このたび、字幕放送CMの実験放送を行うことになりました。
 実際のテレビ放送で、字幕放送CMのトライアルを行い、視聴者の方のご意見やご感想をいただき、今後の字幕放送CMの運営方法や、表現方法などの検討に、活かしてまいりたいと存じます。
 つきましては、下記のテレビ放送をご覧いただき、アンケートのご回答にご協力を頂きたくお願い申し上げます。
 
◆放送番組:TBS系列(全国ネット) パナソニックドラマシアター「ハンチョウ」             
         毎週月曜日 午後8時~8時54分放映                                             
◆字幕放送CM放送日時:3月22日(祝) 午後8時40分頃放送予定              
※パナソニックの環境への企業姿勢を訴求するコマーシャルです。


以上、ご理解ご高配を賜り、ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。




以下のご質問にお答えください。該当するものにマルをお願いします。

◆今回の字幕放送CMをごらんになられましたか?

  ・はい     ・いいえ

◆字幕放送CMは見やすかったでしょうか?

  ・とても見やすかった  ・見やすかった  ・少し見にくかかった ・見にくかった

◆CMの内容はわかりましたか?

  ・よくわかった  ・わかった  ・少しわかりにくかった  ・わかりにくかった

◆字幕放送CMは今後実施したほうが良いと思いますか?

  ・実施したほうがよい  ・内容による  ・実施しなくてもよい

◆今回ご覧いただいた字幕放送CMは、60秒のCMです。
 今後、15秒のような短いCMでも字幕放送CMは必要だと思われますか?

  ・必要だと思う   ・内容による   ・必要だと思わない

◆今回の字幕CMに対するご意見やご感想などございましたらお書きください。





◆ご回答頂いた方の年代、性別をお差し支えなければお願いいたします。
  ・10代   ・20代    ・30代    ・40代     ・50代    
・60代~
  ・男性   ・女性


「チャレンジド」という言葉について。

2010年03月21日 01時54分07秒 | エンパワメント
原口総務大臣は、障害者を「チャレンジド」と言うように省内にも
徹底させているそうだ。

しかし、一昨日の推進会議で「障害者」の表記について、いくつか
の意見があったが、「チャレンジド」は不評だった。
なぜか。チャレンジというのは障害、社会の障壁にチャレンジする
ことを指している。チャレンジするのを支援する、理解すると言う
ような意味合いがあるようだ。しかし、チャレンジすべきは社会の
方ではないか、障害者が障害を持つが故になぜ普通の人はしなくて
も良い「チャレンジ」をしなくてはならないのかという疑問がある。

障害者と言う言葉もあえて使う障害者もいる。社会によって障害を
持たされた人(Disabled person)という意味で、本来その人
には障害があるとは考えない、社会モデルとして理解しているとい
うことだ。

しかし、障害者問題は言葉の表記や語感だけで解決する問題ではな
いので、施策の転換を議論するうちに国民の中に合意が形成される
だろう。


ラビット 記
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「チャレンジド」という言葉、これは神様から生まれながらにして
挑戦をする課題をもらった人たち、生まれたときに様々な課題に挑
戦する人たち、この人たち を納税者に。
http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2010/kyoryoku/aisatsu.htm