酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

摘まめないけどツマミとはこれいかに。

2017-03-14 | こしらえた話。
ツマミとは、まさに書いて字の如し、指で摘まむことが語源。であるが、さすがにこれは摘まめないよなあ(笑)


納豆に自家製なめたけ。なめたけはあっさりと炊けてるので、たっぷりと使う。これが旨いんだな。
摘まめないこともないが、指先がねちょねちょになって面倒なことに(笑)

江戸時代(後期)、酒屋の店先で呑ませたのが今でいう居酒屋の原型とされるが(諸説あり)、その時は料理なんぞありもせず、あったとしても漬物とかメザシとか、まさに箸要らずで食べられるものが酒のアテになったそうな。それがツマミの語源、とか。そのうち手軽に口にできる小料理を意味するようになったようだ。

ツマミに「お」を付けてオツマミと称することもあるが、この場合の「お」は京都の女房言葉(おでんの「お」など)とは違うとか何とか(これまた諸説あり。面倒くさいなぁ)。
ちなみにツマミと同義語とされる「アテ」は、関西が発祥らしく、酒に「宛がう(あてがう)」もの、が語源。自分は「充てる(あてる)」と思っていたが、いろいろ調べてみたらどうやら違うかも。

今、まとめサイトで問題視されてる情報の出典元だが、この記事に関してはこれまでに沢山文献を斜め読みしてきたので、コレというものはなく失敬つかまつる。何となくの記憶です(笑)



おーい、何かつまめるものをくれ

はーい、ではもう一品。これも指を使うと大変なので箸を使ってくださいね


既成のチーカマを小さく切って、鮭フレークとともにわさびマヨで和えたもの。
美味しい紅サケを使わず既製品の鮭フレークを使うとは手抜き、と言われそうだが、こればかりは、瓶詰のそれが旨いんだな。この際、添加物がどうのこうのと言いっこなしだ。


余談。

画像は箸置きを使ってるが、ツマミはそもそも箸を使わないのが鉄則なので、箸置きは不要。箸を置きたきゃ器に載せるのが正解。だから器も相応な大きさのものが宜しい、とか。

諸説あるだろうけど(笑)