酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

あえて醤油。

2014-09-12 | 酒風景
歯医者に行き、とくに今日の治療は口の中がえらく薬臭い。
おかげで飯を食う気がせぬ。
自慢じゃないが、歯の健康に関しては自慢できない自分。
まめにメンテしないから悪くなるときゃ大ごとだ。

やれやれ。


昨日、いつもの女将のメインディッシュは、ひと口カツ。

ならばカツと戦えるよう、酒は生もと造りの男山(旭川の)を。
※「もと」という漢字はあるのだが端末によっては表示されない


日本酒というトラディショナルなひと時の・・・

トンカツには、醤油!


トンカツソースがなんたって旨いが、時には醤油。これ大いにアリ。
そもそもトンカツは日本育ちだ(ただ和食と言い切れるかは別な話)。
だから醤油。そんな頭のカタイ話、これも大いにアリ。

醤油屋の回し者じゃありませんが
肉質がきゅっとしまった感じになって美味しい気がする。
そして脂質の甘味が引き立つ。
つまりは日本酒にも吉、なのだ。

醤油はあまりに身近で、あまりにも当たり前に使われること多々。
たまには醤油を味わってみるのも面白い。ぜひ。

そうそう、あれ欲しいんだよなあ。
あの近頃話題の、シュッとやるやつ。家にもひとつ。
ポテトサラダとかに意外に美味しい。
特に自分のような塩分控えめ警報発令中に良さそうだ。

お裾分け、の、お裾分け。

2014-09-11 | 酒風景
以前、我が親の日頃お付き合い頂いているお方が、
親戚から送られてきたものだとお裾分けしていただいた九十九里産「小いわしの酢漬け」。
これがとても美味しくて、その言葉をそのまま伝えお礼したからかどうかは分からぬが
その後毎年送られてくるようになったというありがたい話。


今年もお裾分け頂いたそれを、自分のところにもお裾分け(笑)

りんご酢の塩梅はもちろん、たっぷりな黒ごまの風味がこれまた良い。
酒は、う~ん冷たいのもなんだなと不意に思い立ち軽く燗をして正解。
(冷蔵庫に入っていたものを常温に戻したとも言う)。
焼酎でも良かったかも。

などと九十九里の珍味に舌鼓を打っている頃

北海道では大雨だったとは。
なにせ、前回の大雨もそうだったが、旭川中心部あたりは豪雨域をはずれ
ほんと申し訳ないが他人事のように穏やかなのだった。
今朝もしとしとと降っているが、街は平然としている。

北海道西部の70万人に避難勧告とは、そんな話は人生初なような気がする。
北海道は、かつての北海道開発庁の施策により道路、港湾、河川は
他県に比べ整備が抜群に進んでいる。
そのおかげで、被害が今現在程度に留まっているとも言えるが、予断は許さぬ。
また、最初の避難勧告が出たのは今日未明。広島もそうだったが寝静まっている頃、
つまり真夜中に避難ができるのか、大きな課題だ。

林家彦いち独演会

2014-09-10 | 酒風景
昨夜は活きの良い噺を聞きに出かける。

人気の真打が旭川まで来てくれるとは有難いはなし。
もっともこれは、彦いちさんのパワフルな芸に魅了された一人のうら若き乙女が
ぜひとも旭川で!と働きかけ実現したもので、今回で3回目となる。

かくして期待通りの力溢れる噺を堪能。
ゲストとして出演した弟弟子の林家木久蔵さんとのトークがあったりして
あ、もちろん木久蔵さんも一席やってくれたしで
木戸銭が安すぎるんじゃないかと思うほどに満足なのであった。

ところで、彦いちさんが演った二席目は「天狗裁き」。
寝ながらうなされる亭主を揺り起こした女房が「どんな夢を見ていたのか」と尋ねるが、「見ていない」との返事。「隠し事をしている」と勘ぐりを入れる女房と始まった夫婦喧嘩が大事になるという、よく知られた演目だ。
彦いちさんのそれは噺を超えた名演技とでもいおうか、実にお見事。


寄席のあとは旨い酒を呑りたくなる。これ定石。


独酌三四郎 女将の盆。
同行した友人デザイナーTと落語談義に興じるひととき。
兵庫の奥丹羽が旨かった。

ほろ酔いで、気持ちよく寝たわりに
目覚めてみればなんだかよく分からないへんてこな夢。
実は最近、夢見があまり良くないのだった。
酢を摂ったり玉ねぎ食べたりと、体はある程度調整できるが夢だけはどうにもならん。
ちなみに、寝ている自分を揺り起こしたのは「水がない」と訴える愛犬わさびだった。

おあとが宜しくないようで。

キノコなしあわせ。

2014-09-09 | 酒風景
言ってはみるもんだ。

秋刀魚刺身にイクラという旬の味覚を堪能した先日。贅沢にも、あとは鮭とキノコを食べたいと念願してみたら

届いた、落葉キノコ(俗名、正しい日本名はハナイグチ)。
我が親のお知り合いが採ってきたもの。


カラマツの下にだけ生る希少なキノコを三升漬け和えで。
これを食べずして秋は来ない。酒のあてにも、こりゃ堪らん。

山菜も外国産がスーパーで売られる時代。
ついには落葉キノコまで売り場にならぶが、農産品ならいざしらず山で採れたものには手が出ぬ。
すぐそばに有毒物質を出す廃液処理場があるかも知れないのに。
というのうのは憶測に過ぎないが、あながち無いとも言い切れない。

山菜は自分のお里の、知ってる山のものを食べるが宜しい。
それが人の業と思う。よその山のものにまで手を出すから枯渇するのだ。


ともかくは、有り難い事に落葉キノコを堪能。
次なる願望は舞茸(天然)なのであるが、
雨が少なくてもダメ、多くてもダメといわれる天然ものだけに、特に今年はどうか心配。

鮭はどうか。財布にもありがたい感じでやってきてくれるといいのだが。

玉ねぎを信じて。

2014-09-08 | 酒風景
久々にのんびりとした日曜の夕方。
そんな時はビールが旨い。酒は疲れていない方がウマイに決まってる。
なのでアテも少しボリュームをつけて。


鶏を塩麹に漬けて。

タイトルからして玉ねぎが出てくるとお思いでしたか(笑)
玉ねぎは、肉片にまみれているそれだ。
この夏あたりからハマっている玉ねぎ氷なのだった。
氷と言っても、すぐ食べてしまうのでいちいち凍らしちゃいないが。

いやコレ、とても良いですわ。
こんな料理の調味料代わりに、ドレッシング代わりに。
味噌汁にはもちろん、数日前はそうめんのツユにひとさじ。物は試しと思ってのことだがこれも旨かった。

納豆には、これかな。


玉ねぎの甘酢漬け。
これも冷蔵庫お馴染みの常備菜となっている。
使ってるハチミツ自体も滋養がありそうで気に入っている。

という感じで、毎日玉ねぎ。
血管を元気にして来春の検査で医者をビックリさせてやろうと企んでいるのだった。

それにしてもだ。今、毎日食べるようにしているものに
ヨーグルト、バナナ(これらは朝食で)、納豆がある。また海藻も必ず何かを。
これに玉ねぎが加わるわけだが
健康のためと言いながら、食卓はずいぶんと忙しい気がする。