HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Kちゃんすごい成長!

2016年01月28日 | レッスン日記(小中高生)
Cちゃん(4歳):
ピンポ~ン♪ とチャイムがなったので、ドアを開けようと玄関に行ったら、ドアの外から口笛が聞こえてきます。
ドアを開くと、Cちゃんが口笛を吹きながら入ってきました。
思わず先生も、口笛で迎えてしまいました。
「すごいね!口笛ふけるんだ」と言うと、Kちゃんは嬉しそうに笑っています。

レッスン室に入り「もうこのノートね、ぜーんぶやっちゃったよ」とテキストをカバンから出しました。
「えーっ、全部やっちゃったの?! ウソでしょ?!」
実は朝、パパからのメールで「一人で練習して、自分で丸をつけて『本ぜんぶ終わった~』と言っていました。勝手にやってしまってすみません」と伺ってたんですが。
「ホントだよ、ほら!」
Cちゃんが本を開くと、まだ終わりまで何曲も残っていたはずのテキスト、最後まで全部Cちゃんの手で丸がつけてあります。
それも、いつも先生がやるのと同じようなタッチで2重丸や3重○がついています。(^O^)

先生は言いました。
「いいこと考えた。もう全部弾けるんなら、ルーレットで選ぼうよ。番号で出たページの曲を弾くんだよ」
「いいよ!」
Cちゃんはやる気満々です。
さっそく、お姉さんたちがバーナムで使ってるルーレットを出してきて回し、曲を選んで 次々に弾いていきました。
ルーレットは10までの数字しかないので、同じ番号が出てきたときは「(先)さっきは2ページだったから、今度は12ページにしよう」「(K)それより20ページにすれば?」などと融通しながら弾いていきます。

驚くのは、どの曲が当たっても、Cちゃんがしっかり確実に弾いていること。
また、手の形や指使いも、先週・先々週よりぐっとしっかりしてピアノらしくなってきていること。
時々ふざけたり甘えたりするCちゃんですが、ピアノを弾いているときは真剣そのものです。

いくつもの曲を弾き、このテキスト「ゴーゴーピアノ2」はほんとに修了だね、ということになりました。
来週、この次の本を用意しておくね。

今日、もう一つ驚いたこと!
先週まで自分のことを「Cちゃん」と言っていたのに、今日は「わたし」と大変身していたことです。
みるみるうちに成長していくCちゃん。
まるで蝶々かお花の成長を見ているようだ・・・

Mちゃんファランドールがんばる。

2016年01月28日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小5):
今日から、新しく「ファランドール」をレッスンし始めました。

「ファランドール」は、ビゼーの作曲した「アルルの女組曲」の中の曲です。
前半の「王の行進」と後半の「馬のダンス」の2つの部分から成り、大変魅力的な曲なので 子どもたちにも人気が高いです。
ただ、弾こうと思うと とってもむずかしい。
もともとピアノ曲ではなく管弦楽曲なので、ピアノ向きではないこともありますが、特に前半の「王の行進」の中にメロディーが掛け合いになっているところがあって、そこが難しい。

どういうことかというと、同じメロディーを 右手と左手で半小節ずらして弾いていく、というもので、つまり「一人輪唱」みたいなことですね。
これを、ただ弾くだけじゃなくクラシック独特の「お約束ごと」に従って、細かいアーティキュレーションをつけて弾かないといけないのです。
指使いも、片手ならこれでいいけど両手合わせるとつられやすい・・・みたいな落とし穴があるので、今日はMちゃんといっしょに少しずつ検討しながら、一番弾きやすくてフレーズがきれいに出やすい指使いを決めていきました。

アタマがごちゃごちゃになりそうなややこしい作業だけど、Mちゃんなら大丈夫です。
ごちゃごちゃ&超むず~みたいな事実が展開されるたび、あまりの複雑さに「ハハハ・・・(^□^;)」と笑っちゃうんですが、それはギブアップの笑いじゃない。
「すごい・・・これを自分がやるんだ」という、驚きと喜び。
思わず笑っちゃう。
そんな気持ちが伝わってきます。

Mちゃん、来週、どんなふうに弾けてるか、楽しみにしてるからね。


Aちゃん・ルーレットデビュー

2016年01月28日 | レッスン日記(小中高生)
Aちゃん(小2):
先週、新しい「バーナム1」のピンクの本をもらいました。
今日は、その初めての練習です。

グループ1の1番では「歩こう・走ろう」で 四分音符、八分音符、十六分音符の3種類の音符を弾きます。
十六分音符になると、指を相当速く、正確に動かさないとうまく弾けません。
「細かい音を弾くときは、指を丸くして・・・こんなふうに猫の手みたいにして、指先で弾いてごらん。それと、拍の頭の音でそろえるようにするとバラバラにならないよ」とアドヴァイスしたら、Aちゃんはかなり上手に十六分音符まで弾けるようになってきました。

2番は「スキップしよう」です。
「宿題にする?」と聞いてみましたが、Aちゃんは「今やってみようかな」と積極的にチャレンジし、1番に続いて2番も合格することができました。

続いて、先週まで使っていたオレンジのバーナムの「ランダム弾き」です。
「そこのルーレット取って。ルーレット回して、出た番号のを弾くんだよ」と先生。
「ああ~、それでHちゃんがルーレット使ってたのか。」
そう。いよいよAちゃんも、ルーレットデビューってわけです。
「ルーレット」っていうのは、いらなくなった「人生ゲーム」から バリッともぎ取ってきたモノなんですが、ヒバリ教室ではもう十年ぐらい前から、こうして重宝してるアイテムなのです。

Aちゃんはルーレットを回しました。
「5番だ!」
「それじゃ、グループ1の5番、グループ2の5番、・・・って、グループ5の5番まで、5番を全部弾くんだよ」 
新しいバーナムとルーレット弾き。今日はいきなりたっぷりバーナムでしぼられましたが、Aちゃんは最後までがんばりました。
どんどんピアノらしいテクニックがついてくるね!




モーツァルトの子守歌・ペダルを使いましょう♪

2016年01月28日 | コード奏法
Y子さん(大人):
月に2回のピアノレッスンを始めてから1年。

昨年のクリスマス頃から始めた「モーツァルトの子守歌」が ほぼ完成に近づいてきました。
右手でメロディーを弾いて、左手はC、G7、Fの3つのコードを使い、和音と分散和音で伴奏をつけます。
前回のレッスンでは、一番最後の「♪ねむ~~~れ~や~~~」というメロディーを新たに付け加え、最後まで弾いてくるようにというのが宿題でした。

今日は、それをつけて何とか最後まで弾くことができました。そこで先生は言いました。
「最後まで行けたので、それでは」
おしまい、でしょうか。いいえ。
「もう一声、付けたいの。」
そしてまた新たに付け加えたのは、真ん中へんの「♪月は窓から~」の後に、♪ちゃららららら~ という いわゆる「オカズ」のフレーズ。
同じく、その次の「♪銀の光を~」の後にも ♪ちゃららららら~。
やってみたら、Y子さんは新しいフレーズをすぐに覚えてくれました。
2つのフレーズがすぐに弾けそうなので、先生はさらにもう一つ、新しい課題を出しました。
それは、ペダルを使うことです。
大体の踏むタイミングは伝えましたが、あんまり気にしないで、とりあえずは耳で音をよく聞きながら音が濁らないようにペダルを踏んで弾くようにしてね、というのが新しい宿題です。

正統派のまじめなピアノの先生がきいたら なんて乱暴なやり方!とあきれ返るだろうと思うけど、カタいこと言わず、まずは恐れずペダルを使うことに慣れよう、というコンセプトです。
大人の趣味ピアノは、ペダルを駆使すれば楽しさ倍増まちがいなし!
遠慮せずどんどんペダルを使って、夢のような豊かなサウンドを楽しみましょう~♪

モーツァルトのエピソード-その天才ぶり-

2016年01月28日 | 音楽家たち
5才でピアノ小品を、8才で交響曲を、11才でオペラ、12才で協奏曲を作曲。
その早熟ぶりもすごいけど、作品数もハンパないです。
ちょっとここを見てきてくださいな。

モーツァルトの楽曲一覧

人一人の生涯でこれだけの作品数を世に送り出したというのは驚嘆に値しますね!
だって習作とか 自分だけで作って満足したとか、そういうものじゃなく「世に送り出した」作品数なんだから。
そして、その「生涯」が、たったの35年なんだから! 

また、その作曲スタイルですが、モーツァルトが書いた譜面には、ひとつも消したり書き直したりした跡がありません。
五線紙にペン先を乗せた瞬間には、彼の頭の中にはもうすでに完全な音楽が降臨していて、モーツァルトにとっての作曲とは それを楽譜に書き取っていくだけの作業だったのです。
曲が出来上がるまでに苦しんで苦しんで、何度も何度も書き直したり手直ししたりしていたベートーヴェンとは対極の姿勢です。


これほどの真の天才は、音楽史上モーツァルトただ一人。