HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

まずフィニッシュをマスターしよう

2020年09月11日 | ヒバリ先生のワンポイント・アドバイス

Mちゃん(高1)

9月になって、大分日没も早まり、日が暮れて来てからのレッスンです。

先ほど、Rちゃん(小4)の伴奏(WAになって踊ろう)のキーボード伴奏を頼んだので、楽譜を渡しました。

「来週まで、見ておいて?」

「はぁーい、りょーかいでーす」

頼りになる先輩だ。

さて、Mちゃん本人の持ち曲は、ベートーヴェン作曲のソナタ「悲愴」の第三楽章です。

春に曲が決まってから、ロンドのテーマ(A)、エピソード1、エピソード2、と少しずつやってきました。

まだ、エピソード部分が少しだけありますが、今日は、楽曲の中で最も強い印象を残す(であろう)フィニッシュ部分を集中してレッスンしてみました。

「最初っから順々にやってくとさ、フィニッシュの所が、一番遅く着手することになるでしょ?練習時間も一番短いってことになって、一番自信ないとこってことになって、そしたら、本番でフィニッシュが近づくにつれて不安が増すってことになるじゃない?」

「た、確かに」

「だから、先にフィニッシュを練習しちゃうの。途中、危ないとこがあっても、『後は最後の自信ある所を残すだけだ!』と思ったら安心できるでしょ?」

「そっかー」

ということで、最後のフォルテシモ幕切れ部分その前のピアニシモその前のピアノ、の順に、フィニッシュが自信持って弾けるように練習しました。

学校や部活で時間がなくても、こうやってピンポイントでの練習なら、短時間集中でマスター目指すこともできます。

それともうひとつ、Mちゃんが「なかなか音が素早くつかめない」と苦労していた、フル和音の連続(画像参照)は、無理して一つ一つ音を探して掴むのではなく、とりあえずオクターブ音だけで弾いておいて、とアドバイスしました。

まずは外枠。この部分だったらド、ド、シ、ド〜 (左手はラ♭、ソ、ソ、)とオクターブだけで弾いておく。

そうすればメロディー的に覚えられるし、手のポジションも簡単に身につけられます。

そこまで出来たら、あとは中身の音を埋めるだけです。

時間の少ない学生や社会人の皆さん、知恵を絞って、憧れの大曲を攻略していきましょう。

HP  ピアノのすすめ・PLAY AND PLAY


パイレーツ・オブ・カリビアンと新ユニット

2020年09月11日 | レッスン日記(小中高生)

Rちゃん(小4)

以前にはよく敬遠していた、テクニック教本の「バーナム」。

このごろは嫌がらずに練習するばかりか、自分から「もう1回やるね!」「あ、今の失敗」「最初から2回繰り返して弾くね!」などと、積極的に取り組むようになっています。

弾ける手応えも出てきました。

やればできるRちゃんなので、練習して得られる達成感を充分楽しんで欲しいです。

「パイレーツ・オブ・カリビアン」。

先週 歌詞を考えた冒頭部分を思い出して弾きました。

みそラーメン、しおラーメン、チャーシューメン、ギョーザ!

 みそラーメン、しおラーメン、チャーシューメン、ギョーザ!

先生と二人で、声をそろえて歌いながら弾きます。

先生が伴奏を添えると、Rちゃんの演奏も一段と迫力を増し、リズムも生き生きと弾けてきます。

「自分で伴奏してごらんよ」と先生。

「えー、イヤだ。難しい」

「難しくないよ。右手と同じタイミングで合わしたらいいんだよ」

AFEA、の左手ベースの流れを少し練習して、右手のメロディーと合わせてみます。

「ほら、できたじゃない?!」

「うん!」

「ここまでは両手でやろうよ。ね?」

「うん、わかった」

曲の続きにも、次々 先生とRちゃん二人で考えて歌詞をつけました。

ラーメン屋メニューだけじゃ品切れになってきて、「R、お寿司が好きだからお寿司の名前がいいな」と カッパ巻き寿司なども入れ、そのうち、それぞれ飼ってる猫の名前も投入しました。

来週は、もっと賑やかになっていく予定です。

そのあと、先週決めた連弾曲「WAになって踊ろう」も練習しはじめました。

まずはサビの部分

オ〜オ〜 さ、WAになって踊ろう、

 ラララララ〜 ララララララララ〜

のところから。

すぐに弾けて、先生の伴奏と合わせたらノリノリです。

「あのね、これ、Mちゃん(高1)に伴奏してもらったらいいと思うんだけど?Mちゃん、今月はRちゃんの次に来るからもうすぐ来るから、そしたら一緒に練習できるじゃない?」

「うん。わかった」

そうこうしているうちにMちゃん(高1)がやって来ました。

お互い、今まで一緒に弾いたことはないけど、発表会などで顔はよく知っています。

「そういうことで、Mちゃん、お願いね」

「はい、わかりました」ってことで、新ユニット成立です。

きっと楽しいのができるよ!♪

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「ブルクミュラー25の練習曲」お薦めバージョン

2020年09月11日 | ブルクミュラー

 

これから「ブルグミュラー」を買おう、という生徒さんへ、または生徒さんに与えようとお考えの先生へ。

ズバリ、ヒバリのイチ推しバージョンはコレです。

【おすすめその1】

コードネーム(CG7など)がついてる。

ヒバリ教室では今までずっと、生徒の楽譜にコードネームを書き込んであげていましたが、それが印刷されている、クラシック楽譜としては画期的な試みだと思います。

しかも、和音記号(、Ⅴ7など)も同時についてるので、両方の切り口から和音の分析ができます。

【おすすめその2】

ページがゆったり印刷されていて見やすい。(従来2ページ分だった内容を3ページに印刷してある)しかも3ページ目はつながったページにして折り込んであるという気配り。

折り込みを広げると見開き3ページとなり、見やすい上 譜めくりもしなくていいのです。

【おすすめその3】

シンプルなイラストが全曲についている。

イラストはイメージを補うのに助かるけど、イラストが主張しすぎるものも、かえって生徒の想像力を損ねます。

このイラストはシンプルで品よく、余計な主張なく、曲のイメージを的確に伝えてくれます。

 

去年の初め頃に見つけてソッコー購入、ブログでも紹介しようと思った矢先、なぜか品切れのまま再販されず

5倍以上の価格の中古本しか手に入らなくなってしまっていたのですが、ようやく再販されたようなので、ご紹介することができました。

お薦めです!

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