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HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

「1週間」と「タイ記号」をおぼえたよ♪

2020年09月16日 | レッスン日記(幼児)

Kちゃん(年長):

Kちゃんが使っているのは「うたえる!ひける!ピアノ曲集1」)の本です。載っているのはKちゃんが今までに習った右手ド〜ソ、左手ド〜ファの範囲の音だけで弾ける歌ばかり。その中で 比較的やさしい歌や知っている歌から選んで弾いているのですが、今日、Kちゃんがピアノの前に座って、譜面台に置いたテキストをパッと開いたら、たまたま開いたページに興味が引きつけられたようです。

「これどんな歌?」と先生に聞きました。

それは「1週間」というロシア民謡のページ。かわいい女の子が、お買い物に行ったり お茶を飲んだり お風呂に入ったりしているイラストがついています。

♪月曜日に市場へ出かけ、糸と麻を買ってきた

 テュリャ、テュリャ、… 

こんなのよ、と先生が軽く口ずさんだら、Kちゃんも途中から後について歌い出しました。全然知らない歌なのに。しかも子どもの歌にはほとんどない、マイナーキー(短調)の歌なのに。

Kちゃんのセンス、すごいかも。

Kちゃんが気に入ったようなので、先生はもう一度初めから、ちゃんとピアノで伴奏を弾きながら歌いました。

「ほら、ここに言葉が書いてあるから歌おうよ」

見開きページに、1週間ぶんの暮らしを歌った歌詞が書いてあります。

Kちゃんは歌詞を見ながら、わけわかんないながらも一生懸命に歌っています。

サビのところは調子いいので、元気いっぱいです。

 テュリャ、テュリャ、テュリャ、テュリャ、テュリャリャ

 テュリャ、テュリャ、テュリャ、テュリャリャ〜

「もう一回!先生ピアノ弾いてね」

もう一度大きな声で。

歌い終わって、「弾いてごらんよ」先生が誘いました。

初めは「え〜?」と言っていたKちゃんですが、「ほら、知ってる音符ばっかりだよ」と言われて、両手を真ん中のドに準備し、ひとつひとつ音符を見ながら弾き始めました。 

 ラド ミミミレ ミミミレ ミレドード、

 ミレミー レドレー ドシドシラーラ…

弾ける弾ける!

「この歌ね、1つ記号があるの」

先生は楽譜を指差しました。

「ここのドとドが、線でつながってるね。これは『タイ』って言って、2つの音符がつながった印。だから、2番目の音は『ドード』って弾かないで、『ドーオ』って伸ばすんだよ」

先生は「タイ」記号のカーブした線を、赤エンピツでなぞりました。

「タイ!」

Kちゃんは先生から赤エンピツを受け取って、楽譜にたくさんあるタイ記号をひとつひとつなぞり、その上に「タイ」と書きました。カタカナのイの字が、左右裏返しの「鏡文字」になってる

たくさんあるタイ記号をぜんぶなぞり、鏡文字の「タイ」を書き加えて、エンピツを置き、今度はちゃんとタイ記号を守りながら、Kちゃんは弾きました。

  ラド ミミミレ ミミミレ ミレドーオ、

  ミレミー レドレー ドシドシラーア…

知ってる歌が弾ける、というのも嬉しいことだけど、こうして知らない歌でも、しかもテキストでは終わりの方で、楽譜も難しくても、心惹かれた曲なら、小さな生徒にもちゃんと弾き通す力があるんだなあ、記号だっておぼえられるんだなあ、と改めて思いました。

HP  ピアノのすすめ・PLAY AND PLAY


「きらきらぼし⭐︎」高い音で弾いたら

2020年09月16日 | レッスン日記(幼児)

Mちゃん(年長)

右手のド、レ、ミ、ファ、ソ、の音符は、ずいぶんよく読めるようになりました。

左手も、右手に続いてド、シ、ラ、ソ、と習っているので、「うたえる!ひける!ピアノ曲集1」の中から、「アルプスいちまんじゃく」「ふしぎなポケット」など、左手の音をあまり多く使わない歌から先に選んで弾いています。

この本に出ているのは、Mちゃんが習った範囲の音符で弾けるものばかりなのですが、知らない歌や音符が多くて難しそうな曲は、後回しにしています。

「もう一つくらい弾こうかなあ。どれにする?」

先生がパラパラとページをめくりながら聞きました。

「きらきらぼし⭐︎」Mちゃんが答えました。

「きらきらぼし!そうだね。先生もそれがいいと思ってたよ」

耳なじんだメロディーは、今Mちゃんが楽しんで弾くのにぴったりです。

「言葉がついてるから歌ってみよう」

まず、先生と声を揃えて歌います。

それからピアノで。

使える音符の範囲に合わせて、この楽譜はト長調です。

ソソレレミミレレ、トドシシララソ という調子で弾くのですが、Mちゃんは何の違和感もなく上手に弾けました。

「とってもきれいに弾けたから、他の場所でも弾いてみようかな♪ 一番高いドの場所で弾いてみよう」と誘い、Mちゃんはピアノの右端の方へ移動。

一番高音のポジションでMちゃんが弾き、先生もすぐ隣の高い音でキラキラとした伴奏をつけたら、お星さまがいっぱいキラキラとまたたいているような曲になりました。

「きれいな曲になったねー」

「うん!」

Mちゃんも満足そうにうなずきました。

いろんな場所で、いろんな音で弾いてみると面白い発見があるよ。

おうちでもやってみてね。

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