HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Rくん、がんばってたくさん弾きました♪

2020年09月15日 | レッスン日記(幼児)

Rくんが折り紙で作ってくれたピアノ。

Rくん(年長):

うたえる!ひける!ピアノ曲集1」を開いて、お気に入りの「アルプスいちまんじゃく」を弾き始めました。

いつもの通り、右手・左手それぞれの使う指を、ちゃんと鍵盤の上に並べてからスタートです。

「じゃ伴奏弾くよ?いい?」と先生が弾き始めると

「待って待って!まだだよー」と言いながら手をセットして、リズムに合わせて弾いていきます。

もう何度も弾いている曲なので、ずいぶん上手になってきました。

弾き終わるたびに「丸つけてよー。花丸!茎も付けて!葉っぱも」と、「上手にできましたオプション」を要求。

「そうだね。じゃもう一個、花丸」と花丸の大盤振る舞いをしながら、「もう一回」「もう一回」と弾く回数を稼ぐ(笑)

最後は「すごーく速く弾いてみようよ」と誘い、大興奮のスピード奏で仕上げました!

続いて「ふしぎなポケット」も弾いてみます。

そうしたら、「最後の『♪ビスケットはふたつ』のところって、『アルプスいちまんじゃく』の最後と似てる!」とRくんが発見。

「ほんとだ。『ふしぎなポケット』は『シラシドドド』だけど、『アルプスいちまんじゃく』は『シラシドドド』だもんね。シとソが違うだけだね!

Rくん、よく気がついたね。

「ふしぎなポケット」も「3番まであるから」とRくんが言って、元気に3回繰り返して弾きました。

Rくん、集中力すごい。

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クシコスポスト、指番号は大事。

2020年09月15日 | レッスン日記(小中高生)

Lちゃん(小5)

「クシコスポスト」、「B」の部分に入っています。

右手のメロディー、細かく装飾音符や8分音符を弾いた後に すぐオクターブと、手のポジション移動が忙しく、ミスタッチしてしまいます。

「なかなかオクターブに命中しないね。指番号見てる?」

楽譜をよく見て、書いてある番号どおりの指を使い、そうして、手全体を、スッと鍵盤の奥へ移動してみて。

ほーら、ちゃーんとミスなく弾けるでしょ。

楽譜に書いてある指番号は、レッスンしてるみんなが楽にポジション移動ができるようにとか、フレージングがきれいにいくようにとか、工夫して付けてくれています。

なので一応はその通りに守って弾いてみましょう。うまく弾けることが多いです。

でも、やってみた上で、どうしてもその番号では指が届かないとか、指が回らないとか、個人的に不都合が生じたら、その時に先生と相談して、自分に最適な指番号を考えてもらいましょう。

指番号の使い方ひとつで、演奏が驚くほど変わりますよ!

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イタリア協奏曲、フレージングと指づかい

2020年09月15日 | クラシック曲

K子さん(大人): バッハの「イタリア協奏曲」第一楽章を練習しています。 もう一人で最後まで予習してあるのですが、毎週のレッスンは1ページずつ、ということにして、今日はその2回目(2ページ目)です。

この曲は、大部分が3声部で書かれています。

2ページ目冒頭の左手も、よく見ると符尾(音符についている棒)が、上向きと下向きと2種類が重なっています。

これは、2つの声部を同時に弾く、というイミなので、1つの声部が2重音で弾くのとはニュアンスが違うので要注意です。

「声部」を見逃さないできれいに弾き分けるには、面倒でもソプラノ、テノール、バスと、声部ごとに弾いてみることが大事です。

さて、3段目、16分音符の連続です。(画像) この右手を 譜割り通り ラミファラ レレミファ、シファ#ソシ ミミファソ〜と弾いてしまってはダメです。

赤いラインでなぞったように、ミファラレ、レミファシ、ファ#ソシミ〜と弾きましょう。

それぞれの短いフレーズの最後の音を、スッと抜くように弾くと、楽譜の解釈がよく実感できますし、指番号も「なるほどー」と納得できると思います。

そのフレージングを裏付けるのは、真ん中のパート。

右手を正しいフレージングで弾けば、真ん中のパート(青いラインのフレーズ)ときれいに一致するのがわかります。

バッハの曲には、こういう「1拍目のウラから始まるフレーズ」がとっても多いので、慣れてきたら フレージングや指づかいが書いてない楽譜でも、「あ、バッハのあのパターンだな」と気づくことができるようになってきます。

そうなったら、あなたも立派なバッハ通!

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