ヒックリジョー釣り日記

このブログは、釣り大好きサラリーマンの面白くも悲しい釣り日記です。

枢機卿(すうききょう)

2008-03-24 23:35:41 | タックル
枢機卿:ローマ-カトリック教会の教皇に次ぐ聖職位。教皇の最高顧問。教会行政や教皇選出などに携わる。【カーディナル】

若き貧乏アングラーだった私にとって、ABUのリールは釣具屋のショーケースの中だけで会える憧れの存在でした。やがて、就職し給料をもらう身分になった若き貧乏アングラーは、給料の大半を注ぎ込み、憧れのリール達を「大人買い」して行ったのでありました。

33は渓流とバス釣り用、54は池田湖や江川ダムでのトラウト用でグリグリメソッド多用によりオシュレートから異音が出るほど使い倒し、155はシーバス用に使用しておりました。ダイキャスト製ボディーは剛性が高く、カリカリとゆうラチェット音は釣場での孤独なアングラーの心を励ましてくれている様でした。
さすがにハイテクリール時代の波と共に、枢機卿たちの出番も少なくなりましたが、若きアングラーの道程に、その存在は忘れられない物となったのでありました。
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若気の至り(その3)

2008-03-24 23:03:37 | 昔々
昔、巨大なトラウトを狙って池田湖通いをしていた時代、トラウトゲームの世界ではハンドメイドミノーが一世を風靡していました。
バスプロでも有名な泉氏のH・M・K・Lや、リベット、ムラセミノー等、それはそれは綺麗でリアルなミノーが、魚だけでなくアングラーの心も捕らえて離しませんでした。

中でも私の心を捕らえたのは、遠藤アートクラフト製のウッドベイトとゆうミノーでした。当時ハンドメイドミノーの素材はバルサが中心で、アルミ貼りにエアブラシでカラーリングとゆうのが主流でしたが、ウッドベイト製作者の遠藤氏は家具職人でもあり、外材のアガティスとゆうハードウッドを使用し、鱗模様や鰓の造形もラパラナイフによる一刀彫りとゆう変り種でした。

元来、手作りが好きな私自身もウッドベイトをモデルにしたミノーを、ホウの木で多数作成しました。このタイプのミノーは鱗模様を一本一本ナイフで彫り込んでいくため作業には根気が要りますが、背中のカラーリングは掘り込んだ鱗模様のウッドに直接塗料を含蓄させる方法でエアブラシが不要のため、コンプレッサーやピースコンが買えなかった私にはうってつけの方法でした。
ただ、コーティング作業で毎晩夜なべしてセルロースセメントのディッピングを繰り返していたのを思い出すと、あの頃は若かったなぁと感じます。
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