あおしろみどりくろ

楽園ニュージーランドで見た空の青、雪の白、森の緑、闇の黒の話である。

謹賀新年 新しい時代の幕開け

2021-01-03 | 日記
新年明けましておめでとうございます。
今年もまた、『あおあしろみどりくろ』筆者共々よろしくお願いいたします。
思えば昨年はいろいろとあり、いろいろありすぎてわけが分からないような1年でした。
忘れもしない2020年の元日、自分はマウントクックでハイキングの仕事だったのですが、晴れているにもかかわらずオーストラリアの山火事の煙で山が全く見えませんでした。
もちろんそんなことは前代未聞で今までにない出来事だったのです。
今から思えば、何かその後に来るいろいろな事柄を示唆するような幕開けでした。
2月に入ってからは大雨でミルフォードやルートバーンは壊滅的なダメージを受け、それに伴い自分の仕事も非常な混乱を極めました。
ミルフォードで足止めされたお客さんを送るため真夜中に車を走らせたり、ルートバーンが歩けなくなったものだから別コースを案内したり、長いガイド稼業でも今までにない事の連続でした。
それが落ち着いたら皆様ご存知のコロナ騒動、そしてロックダウンです。
そういえば冬のスキーシーズンも全く雪が降らずに散々な年でした。
こうして書き連ねると悪い事ばかりのようですが、そんな中だからこその気づきや出会いや今までにない経験もあり、自分なりに笑いとユーモアと自虐の精神を忘れずに何とかやってきました。
捨てる神あれば拾う神あり、といったところでしょう。

近況報告のようになりますが、前回のブログで書いたように12月前半はラベンダー畑の草むしり。
そして中旬から年末にかけては北島に長いツアーをしてきました。
北島なんてめったに行く事なく、それこそ20年ぶりぐらいでしょうか。
長いツアーの忙しい時間の合間に、自分なりに旅情を感じいろいろと思いにふけることもありました。
古い知り合いが住んでいたことを思い出したけどすでに連絡が取れなくなっていたり、また数年ぶりに会って親交を深めた人もいたり。
会うべく時に人は会うものだし、会わないというのもこれまた縁なのだと自分を慰めたり。
まあ色々なことを考えたりしたわけです。
そのツアーもいよいよ終盤という時にやってしまいました。
膝をひねったのか捻ったのか、とにかくその時には痛みも何も無かったのでその後もふつうに歩き続けたらだんだん腫れてきてしまいました。
何とか仕事は無事に終わらせたのですが、数日は腫れも引かずにトホホな年末年始を迎えました。
まあ考えようによっては怒涛の2020年の最後の最後に厄が来たとも言えましょう。

さて年も明けて、皆さんの気になるのは今年はどういう年になるかということでしょう。
ここから先は自分の考えなので、「お前さん、それは違うぜ」と思う人は読み飛ばしてもらって結構です。
まず、コロナ以前の世界と全く同じようにはなりません。
人によってはワクチンが発明されてそれを打てば、以前のように世界中どこへでも自由に行けると考えることでしょう。
だけどワクチンを打って云々という時点で以前とはすでに違う世界になっています。
それを踏まえた上で言うならば、貨幣経済に依存している人にはきびしい年となることでしょう。
もうすでに星の回りが変わり、魚座の時代から水瓶座の時代へと、大きな転機になってきています。
これについては深く触れませんが、ご自分であれやこれや調べてください。
人間は本質的に未知の大きな変化を恐れるところがあると思います。
そして今の現状こそ、世界中の誰も経験したことのない世界なのです。
古い世界の常識が通用しない社会と呼んでもいいでしょう。
そこで今までの価値観を持ち出してあーだこーだ言っても何も始まりません。
今年も酷いことは今まで以上に起こるでしょう。
だからと言ってそれが全て悪いのかと言えばそうばっかりでもなく、それによって良い変化もやってきます。
ある事柄が立ち位置によって良くも悪くもなります。
大切なのは各自の立ち位置なのではないでしょうか。
こんな時代だから自分を見つめ、自分の中心と繋がり、そして他人と繋がっていくことが大切だと思います。
今までのように勝ち組負け組というような、自分さえ良ければいい勝てばいい、すなわちエゴにまみれた人にはますます大変な時代になるでしょう。
経済は昨年以上に厳しいものになりますが、近江商人のような三方良しの考えを根底に持つ人には悪い影響は与えません。
それどころか時代がその人を求めるといったような、追い風が吹くこともあります。
実際に僕の回りにはこんなご時世でも良い波に乗っている人はたくさんいます。
新しい時代がやってくる、そんな年になると考えています。
良いも悪いも陰と陽。
光があるから陰もあります。
それらを全てひっくるめて受け入れ、自分の中心の道を歩んでいくような年にしたいと思いつつ、新年のご挨拶にかえさせていただきます。

2021年 新春
北村 聖

コメント
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