井伊直政を主人公にした歴史小説です。
直政以前の井伊家の歴史から始まって、幼い頃の直政の境遇がその性格を作っていく様子が所々に出てきて、千年と言われる名家井伊家の歴史がよく分かり、その上で井伊家の生まれたからこそ受ける直政の茨の人生が深く丁寧に描かれていますよ。
関ケ原前の武断派七将三成襲撃事件で、石田三成が徳川家康の伏見屋敷に逃げたのではなく、自らの屋敷に逃げた話などの新しい解釈も入っていますが、根本資料を井伊達夫さんの『井伊軍誌』から引っ張っていて、ここから引用した旨の記述が何度も出て来ることから『井伊軍誌』を小説化した様にも見えていました。
でも、この本がなかなか手に入らない事を考えるとこれから井伊直政を極めたい方には手軽に入る資料となるのではないでしょうか?
直政以前の井伊家の歴史から始まって、幼い頃の直政の境遇がその性格を作っていく様子が所々に出てきて、千年と言われる名家井伊家の歴史がよく分かり、その上で井伊家の生まれたからこそ受ける直政の茨の人生が深く丁寧に描かれていますよ。
関ケ原前の武断派七将三成襲撃事件で、石田三成が徳川家康の伏見屋敷に逃げたのではなく、自らの屋敷に逃げた話などの新しい解釈も入っていますが、根本資料を井伊達夫さんの『井伊軍誌』から引っ張っていて、ここから引用した旨の記述が何度も出て来ることから『井伊軍誌』を小説化した様にも見えていました。
でも、この本がなかなか手に入らない事を考えるとこれから井伊直政を極めたい方には手軽に入る資料となるのではないでしょうか?