彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

矢嶋御所跡訪問

2014年03月17日 | 史跡
永禄の大逆という室町幕府十三代将軍足利義輝が暗殺された事件の時、義輝の二人の弟の命が狙われました。
上の弟は金閣寺で殺され、興福寺一乗院に居た下の弟は明智光秀や細川藤孝の協力で逃げ出したのです。

そして匿われたのが滋賀県守山市の矢嶋館でした。ここで僧から還俗して義秋と名乗りました。
室町幕府15代将軍として織田信長に擁立され、後に信長に反抗し「信長包囲網」を完成させた足利義昭です。

現在は自治会館になっていて、それらしき遺構は残っていません。
横の児童公園が堀跡とされています。
 
そして自治会館の前の道標も歴史を伝えています。

昔、城内にあったという少林寺が近くにあります。
 

 

 


一休さん所縁のお寺で、立派な境内でした。
 

 

 


本堂

墓所には森乱丸の曽祖父・森可秀の墓とされているものもあると(下の写真の真ん中のお墓)、森家が好きと思われる方のネットで偶然見かけましたので、手を合わせてきました。