王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

一等海保士 小型艇盗んで逃走

2008-01-05 07:28:28 | 社会
新年会で上司に怒り、小型艇盗んで逃走…一等海保士を逮捕(読売新聞) - goo ニュース

民間企業で産業戦士として30数年働いてきた爺には身分の保障された公務員の起こす犯罪が理解できません。
警察官、自衛官、教師などが破廉恥行為に及んだり万引きしたり無事勤め上げれば民間より良い年金が手に入るはずなのに

報道によれば新年早々「巡視船かとり」の一等海上保安士(32歳が)が艦載の小型艇を盗み、窃盗の疑いで逮捕された。
彼は新年会の後、上司の通信長兼主計長の居室を訪れ「日ごろの勤務状況や休暇について30分も大声で文句を言ったらしい」
この辺りまでは民間でも無い例ではないから理解できる。
分からないのはこの後の行動で「艦載艇」を下ろして逃走?した。別に艦載艇を売って金にしようとしたとは思われない。辞めてやるとの事で上陸の足に使ったのであろう。

この行為が窃盗に問われたらしい。
32歳一等海上保安士といえば働き盛りでないか?! 不満もあろうし、飲んだ勢いでそれが爆発してしまった。
艦載艇を下ろして上陸の足に使った。良くないけれど人身に被害が無くボートは確保、身柄も保護となれば、ほっとした話となる所。

ところが「かとり」側は「身内の酒の上でのいざこざ」を一挙に「窃盗」扱いにして処分してしまった様だ。

「酒の上の不始末」にして「諭旨免職」にすれば若い保安士にも将来の道があったろうが「窃盗で懲戒免職」では再就職は辛かろう。

花も実も無い処置である。保安士が平素職場に不満を抱いていた気分が分かる様な職場である。今の若者は一生一(会社)奉公なーんて丸っきり考えていないと聞く
。彼も辞める気なら黙って辞めれば別な道も有ったであろうに。

海の守りの第一線がこの程度の人事管理しか出来ない事にも「酔いが醒める思いがする」


読売新聞:
茨城海上保安部(茨城県ひたちなか市)は4日、上司に抗議した後、勤務していた巡視船に備え付けられた小型艇を無断で使って逃げたとして、銚子海上保安部(千葉県銚子市)所属の巡視船「かとり」(1000トン)の乗組員で一等海上保安士、田原洋容疑者(32)(茨城県神栖市土合中央)を窃盗の疑いで逮捕した。

 調べによると田原容疑者は2日午前0時30分ごろ、ひたちなか市の常陸那珂港沖に停泊中の同船から、小型艇(定員10人)を盗み出した疑い。同船内で1日夕から行われた新年会に出席後、上司の通信長兼主計長(58)の居室を訪ねて日ごろの勤務状況や休暇について怒りをぶつけ、そのまま小型艇に乗り込んだという。
(引用終り)

コメント (2)
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