王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

福田総理と記者会見

2008-01-16 05:34:41 | 政治
揮発油税の暫定税率維持、年度内の法案成立を…首相が強調(読売新聞) - goo ニュース

きのう夕刻老妻とTVを見ていて「福田総理の臨時国会閉会を受けての記者会見」を見た。
これを見るために紙と鉛筆を用意して待っていた訳ではないから印象である。
総理の所感が15分ほど:100数十日の長期国会で関係者の努力に感謝する。
26の法案が通り、その中でも「新テロ特措法」が成立してホッとしたーーー様なことを述べた。
話が長い割りに論旨が明快でない。昔田舎の(失礼)村長さんが祝いの席で長い話をしてさてそれで中身は何であったの?と思い浮かばない場面に似ていた。
老妻ともども「この話を(外国語に)同時通訳して流している人は大変だね」「いや米原万理さんの様な名人なら総理は今、無意味な言葉を発しているとするか訳さないのでないか」日本人を長くやっている爺と婆が聞き取りして主旨が瞬時にして判らないのであるから「原稿が悪いし総理も表現能力に乏しい」

それでもその後10分で新聞記者は「聞き取りのプロなのか?!事前にレジメでも渡されているのか?」質問をしていた。

「揮発油暫定税率維持」についてどう野党に対処するのか?
よく説明して理解をお願いする事らしい。官僚の用意した(?)答案例:否決されれば市町村の除雪費用もでないと脅していたが「未だ他にも道路財源が有るのだから高速道路を作るのを少しお休みしてそちらに向ければーーー」と思わせるだけであった。

「本件でも再可決を行うか?」との質問には言葉は多かったが結論は「やるともやらないとも」返事をしなかった。
「解散総選挙は?」についても同じ。
「薬害事件再発防止」についてもではこれから具体的に何をどうするか中身が無かった。
「消費税率のアップ」についても否定をしなかった。野党どうする?

まあ昨年夏の参院選大敗北で安倍前総理が「居直り」突然辞任時点でも「解散せず」「新テロ特措法」審議の際にも「与野党双方の思惑」で勝負しなかったのである。
民主党得意の「オウンゴール」にも目配りしてまもなく始まる通常国会に注目しましょう。


読売新聞:
福田首相は15日夜、臨時国会閉会を受けて首相官邸で記者会見し、18日からの通常国会に提出する、揮発油税の暫定税率維持などを盛り込んだ租税特別措置法改正案を今年度中に成立させる考えを強調した。

 首相は「暫定税率が廃止されれば、ガソリンが安くなっていいということはある。しかし、国民生活にほかのところで影響が出る」とし、除雪作業や橋の修繕などを例に挙げた。また、「原油不足、高騰はしばらく続くことを考えなければいけない」と述べた。そのうえで、「年度内成立に向け、できるだけ(必要性を)説明したい」と語った。

 これに関連し、参院で否決された法案を衆院で再可決できる規定を通常国会でも活用するかどうかについて、「原則的にはそう多発していい話ではない。その前に説得、説明する努力をするしかない」と述べる一方、「その時に考える」と語り、必要なら再可決も辞さない姿勢を示した。(引用終わり)
コメント (6)
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