王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

送水管工事で3人死亡

2008-01-08 07:20:15 | 社会
北九州送水管工事で酸欠か3人死亡…救出活動9時間実らず(読売新聞) - goo ニュース

昨日7日午後3時過ぎ北九州市で送水管工事中の作業現場で土木作業員の方3名が亡くなられました。
爺はこの話を聞いたときすぐに「酸欠かガス中毒」でないかと思いました。

というのも、横浜市が昨年春以来、爺の住む界隈で下水管の取替え工事をやっています。きちんとした作業場ではマンホールの入り口に発動機を置いてそれに直径30センチほどのビニール製の丸い蛇腹になった管を下水溝の中に入れ強制送気を行っている事を知っていたからです。

事故現場は地下13メートルの竪穴から横に230メートルも伸びる地下溝の中でその中央に一人、最先端に二人が倒れていたそうです。
横穴は直径1メートル程だそうですから体格の良いレスキュー隊員が酸素ボンベやマスクその他の装備品を付けて救助に向かっても二人が並んで進むのはおろか、一人でもハイハイしないと前に進みにくかったろうと推測は出来ます。
そもそもこんな穴の中でどんな状態で作業していたのでしょうね? 中の照明はどの様に取っていたのでしょうか? 作業中も救出の際にも、まさかヘッドランプ一個に頼っていたなんて事はなかったのでしょうね? 爺は何となく佐渡の金鉱の採掘現場を想像してしまいました。

レスキュー隊員の数を集めれば片付く現場でないのは容易に想像が付きますが、それにしても「最初の作業員が救出されたのが6時間後の9時半」というのは救出手段として全力を尽くしたと言えるのでしょうかね?

爺もそうですが、世間一般にも作業現場での「密やかな死亡事故には余り関心を払いません」もうこの事件も後報は無いでしょう。
3名の作業員のご冥福をお祈りします。       合掌

失礼ついでに、北九州市と聞くと「生活保護打ち切りと餓死事件が浮かんでくるのです」
東京都のレスキュー部隊なら「半分くらいの時間で救出が出来たのでないか?」と思ってしまうのです。御免なさい。

北九州市のレスキュー態は今回の救出手順を検証して次回は「半分以下の時間で救出出来る様取り組んでください」 お願いします。

読売新聞:
7日午後3時20分ごろ、北九州市八幡西区御開(おひらき)3の送水管工事現場で「男性作業員3人が倒れている」と同僚の作業員から119番通報があった。

 市消防局レスキュー隊が地下約13メートルの工事用横穴で倒れている3人を発見したが、穴が直径1メートルと狭く蛇行していて担架を入れられず、救出作業は難航。6時間後の午後9時半ごろ、脇山正一さん(58)(福岡県宗像市)を搬出、さらに8日午前0時過ぎまでに、残る挽地(ひきち)保馬さん(59)(同)、永松大輔さん(39)(同)を相次いで搬出したが、いずれも死亡が確認された。

3人は、孫請けの土木工事会社「永松工務店」社員。福岡県警折尾署は内部が酸欠状態になったとみて、施工方法に問題がなかったかどうか、元請け業者や発注元の市から事情を聞く。(引用終わり)
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