王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

男子マラソン ワンジル 金

2008-08-24 14:34:11 | スポーツ
男子マラソン、ワンジル優勝 尾方13位、佐藤76位 (共同通信) - goo ニュース

何だか北京五輪に於ける日本男子代表の不甲斐無さを象徴する様なマラソン勝負でした。

三人の内、勝負直前に大崎が欠場だそうですが、野球に目が行っていたのん気な爺はちーとも知りませんでした。

今日は仕事場の弘明寺界隈は若宮神社の本祭り。昨日からの雨模様で今ひとつ盛り上がりませんがそわそわしました。
店番の合間にNHKTVを付けると5キロ付近を通過。15分を切る高速レースのようです。
爺の様な素人でも今日優勝を狙うランナーは飛び出すと思えました。

10キロ15キロ アフリカ勢7-8人の独走の様です。
その頃日本勢の尾方は40位前後、佐藤はさらに後ろのようです。
尾方の帽子は「ハンチントンハット」と言うのでしょうか後ろからの太陽が延髄を直射しないように垂れ幕(レースの様だけど)が付いていて格好よくないのです。
こんな帽子被っているのは彼一人。日本軍の敗残下士官みたいに見えました。

30キロ過ぎる辺りからケニアのワンジルが前に出ようとしています。この人の名前は爺も聞いた事がありました。

この間ですが「皆様のNHK」ですから解説は谷口浩美さんです。
この方の人柄の良さはアテネ?で靴が脱げた時の「その後のリカバリーと発言」で良く知られるところです。
しかしこの日は解説で出ているのですから:
世界級の男子ランナーが2時間5-6分で走っている事。
アフリカ勢7-8人が飛び出している現実。
数日前の女子マラソンでもルーマニアの選手が早い時点で飛び出し「ぶっ千切り」の優勝を目にしているのですから「先頭グループにそこそこ付いていけないと入賞の芽は無い」程度の事は言い切らないと解説にもならないのですが、「暑いレースで先頭が落ちてくれば」とか「後ろから遅れるランナーを拾って上位へ」とか夢見たいな事をしゃべっていました。
どこかの学校か組織でマラソンかランナーの指導をしているのでしょうからもう少し厳しい現実感覚がないと力量不足か(気が小さくてNHKでの)発言力不足と感じてしまった次第です。

来客がありラジオに切り替えて勝負を聞くと35キロ辺りではワンジルがトップで2-3人と激しく競っていました。
尾方はその頃30キロを通過とか言ってましたから14-5分の遅れでしょうか?
佐藤は大分遅れているようです。

その後ワンジルは2位のモロッコの選手を振り切り堂々の1着 金メダルでした。

暑いオリンピックにも関わらず五輪新記録2時間6分32秒でした。
記録の出にくいコースで新記録ですから文句なし。貴方は強い。

さて日本勢は尾方が13位、佐藤は完走者中最下位の76位だったそうです。
まあ誰かが入賞(8位まで)すれば許せるかなと思いましたが一人棄権プラスこの成績はいただけませんでした。
もう少し適切な候補者選びがマラソンでも検討されないといけません。
世界はスピードマラソンの時代ですよ。谷口さん。


共同通信:
【北京24日共同】北京五輪最終日の24日、陸上の最終種目、男子マラソンはサムエル・ワンジル(ケニア)が2時間6分32秒の五輪新記録で優勝、ケニア選手で初めてマラソンの金メダルを獲得した。ワンジルは仙台育英高(宮城)に留学し、トヨタ自動車九州に所属していた。尾方剛は2時間13分26秒で13位、佐藤敦之は76位。閉会式は日本時間午後9時から国家体育場で行われる。
(引用終り)
コメント (4)
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五輪野球 韓国 金メダル

2008-08-24 08:05:43 | スポーツ
スンヨプまた決めた!韓国全勝で金メダル(スポーツニッポン) - goo ニュース

どちらが勝っても納得の行く見ごたえのある勝負でした。 
初回イスンヨプがまたしても2ランホーマーを打ちましたね。大会の打率1割3分前後だと思いますが監督は4番で使い続け彼も日本戦でホームランそして決勝戦のキューバにもホームラン。
勝つためには実力プラスつきの良い人が必要な気がします。
9回裏には3-2でキューバの攻撃。これまでキューバ打線を凌いで来た先発のリュヒョンジンの投球に乱れが出て1死1,2塁に。
この後の投球で3-2のカウントの後(TVで見ているとストライクに見えたが)ボールの判定。
この判定に捕手のカンミンホが審判に抗議(これがボールかよ?程度と思うが)して退場を命じられた。これがきっかけでホーム付近が審判と韓国選手があふれ騒然となる。カンはミットを投げ捨てて怒り狂っていた。
この中断は韓国とキューバどちらに有利に働くか?
韓国はバッテリーを変えた。
1死満塁からリリーフ投手チョンデヒョンの投球。
見事併殺に打ち取って韓国の優勝。金メダルが確定した。
昨日10打点のキューバを散発2点に押さえたのだからたいしたものだ。
9戦全勝だから文句なし。
立派でした。アナウンサーが「アジアの盟主」韓国が優勝と「アジアの盟主」を先に付けて叫んでいました。
おいおいお前は日本人なら「アジアの盟主」がいま日本から韓国に移りました。
と叫ばないと可笑しいだろう!

「ストライクゾーン」の問題を乗り越えての優勝ですから立派です。
日本も是非「企業の思惑を超えてベストメンバーを選ぶ方法論の検討」を広く行わなければいけないでしょう。
それと強くなりたければ「広く海外に出て強いチームと戦わないとね」
日本式の十分に手入れされた箱庭の様な環境から出て「繊細な精密機械から多少のごみや誇りは物ともしないで動くタフな機械に様変わりして欲しい」ものです。

プロ野球の人士だけ参加を決めた所から見直す必要が有りそうです。
五輪の種目でなくなってもWBCの様な国際試合はなくならないでしょうからね。
せめてアジアの盟主は奪還して欲しいものです。


スポニチ:
【北京五輪・野球 韓国3―2キューバ】韓国が悲願の金メダルをつかんだ。五輪で初めて決勝に進出した韓国は23日、キューバを相手にイ・スンヨプ外野手(32=巨人)が準決勝の日本戦に続く2戦連発となる先制2ラン。投げては先発左腕、リュ・ヒョンジン投手(21)が力投。4度目出場の五輪は予選から通じて9戦全勝と無敗のまま初の金メダルに輝いた。終盤追い上げたキューバだったが、惜しくも2大会連続4度目の五輪頂点を逃した。

 二塁手からの送球を、右腕を思い切り伸ばして捕った。次の瞬間には両手を北京の夜空に突き上げる。ウイニングボールはお尻のポケットへ。そうしてイ・スンヨプは歓喜の輪へと飛び込んでいった。

 「まだ信じられない。本当にうれしい。決して忘れたくない瞬間になりました。ウイニングボールはKBO(韓国野球委員会)に渡しました。記念だからね」

 最強軍団キューバを倒し、文字通りの金字塔となる韓国初の金メダル。夢への扉をこじ開けたのは主砲のバットだった。初回2死一塁から左翼最前列へ先制2ラン。準決勝・日本戦の決勝2ランからの2打席連続アーチで、試合の流れを一気に引き寄せた。「きのうの一発で気持ちが楽になった。絶対に本塁打を打つつもりだった」。予選リーグ6試合で22打数3安打の打率・136。それが前日の決勝弾ですべてが変わった。

 勝利の瞬間も劇的だった。先発左腕のリュ・ヒョンジンが、8回まで4安打2失点。9回1死一、二塁ではベルが四球で歩いた外角直球の判定に対し、カン・ミンホ捕手が猛抗議して退場処分に。だが、交代したチョン・デヒョン―チン・カブヨンバッテリーがグリエルを遊ゴロ併殺に仕留めた。(引用終り)
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