王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

興毅 謝罪会見

2007-10-27 06:17:00 | スポーツ
興毅選手 謝罪会見 「ひじ、目に入れろ」反則指示認める (産経新聞) - goo ニュース

昨日TVのニュースは昼も夕方も夜も金平会長と興毅の謝罪会見を取り上げていました。
前回父史郎氏と大毅のJBCでの謝罪会見(17日)は、わずか10分と中途半端な形で終わったため、抗議と批判が巻き起こっていた。
これに対し昨日朝の会見が整ったのであろう。

金平会長によれば「史郎氏は会見を拒みジム(トレーナー?)辞任を申し出でた」ので会長も認めた由。
これにより史郎氏のボクシング界追放が事実上きまってしまった。
これに対し興毅は関係者は謝罪の言葉を口にした上、記者の「反則指示について確認される」と消極的ながら認めたので一応謝罪にはなったと爺は思った。

さて金平会長と記者の会話の中で:
「これまでの兄弟のマッチメート(相手探し)は史郎氏の独断か?そして金は?」という鋭い質問を聞いた。
会長は「史郎氏主導で会長が最終判断」と大人の回答をしていた。金は史郎氏が独占していたらしい。

そこで爺は心配するのであるが、史郎氏は数億円の金を手にしたとして取り巻きの悪にちやほやされあっという間に毟り取られる。しっかり財布の紐を握り締めたとしてあの生き方では所得の申告をきちんとやっていた様にも思えない。
しからば税務署から狙われる事は必至である。前門のトラ後門のオオカミを絵にした様な状態に見える。

息子に付けが回らねば良いが。爺の心配が心配で済む事を祈っている。
三兄弟は金平ジムで正式のトレーナーにボクシングの指導を受け、這い上がってきて欲しい。
期待しています。


産経新聞:
■終始神妙、亀田スタイル封印

 「言い訳はせえへん。深く反省しています」-。プロボクシング世界戦での反則行為をめぐり亀田大毅選手(18)らがライセンス停止処分を受けた問題。26日午前、東京都内で会見した兄の興毅選手(20)は、終始神妙な表情。ボクシング界から身を引く決意を示した父、史郎氏(42)に話が及ぶと「おれらにとっては世界一のおやじ」と涙ぐむ場面も。この日ばかりは挑発的な“亀田スタイル”は完全に影をひそめた。

 興毅選手はこの日朝、会見場に姿を見せるとそのまま着席することなく、開口一番で「ほんますいませんでした」と謝罪。大毅選手が数々の反則行為を繰り広げた世界戦の相手だったWBCフライ級王者、内藤大助選手へのおわびを口にした。

 「自分も含め、大毅とおやじの言動など、ほんまに深く反省しています。亀田家のせいで業界全体のイメージが悪くなった」と述べ、ボクシング関係者やファンらにも陳謝した。

 公の姿ではめったに見ることのない黒色のスーツにグレーのネクタイ姿。頭髪もきれいにそり上げ、体全体で反省の気持ちを表そうとする興毅選手。「亀田家を代表しておわびしたい」と、父と3兄弟を代表しての会見であることを強調した。

 報道陣から「大毅の世界戦で『ひじでもいいから目に入れろ』と言ったのか」と質問されると、「はい」と答え、反則指示を認めた。また、史郎氏による反則指示を問われ「『言い訳はしたくない』と言っていた」と答えると、報道陣が「会見に出席しないのは情けないのでは」などと厳しく追及。隣で同席した協栄ジムの金平桂一郎会長(41)が「言い訳しないのは(反則を指示したことを)認めたことだと認識しています」と助け舟を出した。(以下省略)
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

学力テスト 結果発表

2007-10-26 05:17:42 | 社会
全国学力テスト 記述・思考は苦手 秋田・福井、正答率高く(産経新聞) - goo ニュース

25日の朝と思う。ニッポン放送で24日文科省が全国学力テストの結果を発表したと話していた。
守屋前防衛省次官の接待ゴルフ、薬害肝炎のリスト隠し、比内地鶏偽装騒ぎ等目白押しなので学力テストの県別結果なんて目が届かなかった。

県別であるが一道一都二府四十三県だから四十七県(相当)である。
上位は「秋田、福井、富山、香川」といい「かなり下位は北海道、大阪は小中学校とも45位、沖縄は共に47位」と聞いた。

スポーツでも学力でも同じ基準で競争すれば1位から47位まで順位が付く。
問題はその順位が合理的な評価の範囲に収まっているのか?を評価、検証する事なのであろう。
しかし4月に実施された学力テストが日教組やかなりの私学校から反対があったのだからその評価は賛否両論に渉るのであろう。

ラジオでは県別の1)離婚率、2)生活保護所帯率、3)持ち家率を取り上げ
1)と2)が低く3)が高い県は学力上位の県と重なる
1)と2)が高く3)が低い県は学力下位の県と重なる
と語っていた(一部聞き落しがあるかも)
簡単にいえば:
両親揃っていて持ち家に住み暮らし向きが安定していれば学力が上向き、片親で借家に住み生活が安定しないと学力に問題がある。つまり親の生活水準で子供の学力が決まるという見方である。文部省も学校教育者もこの様な見方は否定するであろうが、爺は聞いていて妙に納得してしまった。文科省の発表でも就学援助率の高い学校は学力が低い傾向に言及している。

下位集団の県では教育関係者の金切り声が上がっている。
爺の神奈川県も30位台であったぞ! 皆さんのお住まいの所は如何でした?
よく考えると地域全体の生活水準の総和が学力に反映しているのかも知れない。
地方の時代とか。知事さん方、箱物行政を止めて総合的な政策の実施が問われているのですよ。

産経新聞:
小学6年と中学3年の原則全員を対象に実施した43年ぶりの全国学力テストの結果が24日、文部科学省から公表された。基礎知識を問うA問題の正答率は7~8割と比較的高得点だが、応用力を試すB問題は6~7割にとどまり、記述式や思考力を試す問題が苦手だった。都道府県別で差もみられ、小学校では秋田、中学では福井、富山などの正答率が高く、沖縄や大阪などの成績が悪かった。

 正答率をみると小学校より中学、基礎問題より応用問題、国語より算数・数学で差が広がる傾向だ。特に中3の数学は反比例の問題や一次関数のグラフから読み取る問題などが不得意で、基本段階の学力が身に付いておらず系統的な学習を必要とする生徒が多かった。

 国語では漢字の読み書きなどの正答率が高いが、記述式で無解答が目立った。日常生活の場面から出題、条件にそって文章にする問題などが苦手だった。

 課題として文科省は「複数の資料を比較して、共通点や相違点を整理した上で自分の考えを発表するなど、目的に応じて活用する力を身に付けさせる必要がある」としている。

 都道府県別の平均正答率は昭和30年代の調査に比べ、地域間格差が縮小し、教育の格差是正に一定の効果があった。

 都道府県の大半は平均正答率から上下5ポイントの幅に収まったが、中学の数学の応用問題を中心にばらつきも目立った。

 文科省は順位をつけた公表はしていないが、小学校では秋田、中学で福井、富山、秋田の正答率が高かった。

 一方、小学校で沖縄、中学で沖縄、高知、大阪の正答率が低かった。特に沖縄は、各教科で平均からの差が目立った。

 このほか大都市、中核市、市、町村、僻地(へきち)と地域の規模別に見ると、小、中学校ともに大きな差は見られず、文科省では「僻地教育の振興に効果があった」と評価している。ただ、応用問題では大都市と僻地の間で4~5ポイントの差があった。

 国公私立別に見ると、(1)国立(2)私立(3)公立-の順だった。国語の基礎力では平均正答率の差が10ポイント以内に収まったが、中学数学の応用では公立の平均正答率60・6%に対し、私立が17・0ポイント、国立が22・9ポイント上回る大きな差がついた。

 例外はあるものの就学援助率が高い学校ほど平均正答率が低くなる傾向がみられた。
用語解説】全国学力テスト

 学力を把握・分析し、改善をはかる目的で文部科学省が今年4月、原則として国公私立の小学6年と中学3年の全児童・生徒を対象に実施。国立は全校が参加、公立は愛知県犬山市だけ不参加、私立校の参加率は約6割にとどまった。実施教科は国語と算数・数学。基礎学力を問うA問題と応用力を問うB問題に分けて出題。生活習慣などについても学力との相関関係を調べた。来年以降も毎年4月に小6、中3を対象に国語、算数・数学で行われる。(引用終わり)
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「比内鶏」社長 記者会見

2007-10-25 05:03:53 | 社会
「比内鶏」社長が初めて記者会見、自らの指示で偽装認める(読売新聞) - goo ニュース

昨日夜10時のTVニュースを見ていたら、「比内鶏」社の社長が現れて記者会見する様子を写した。窓の外の様子からすると日が暮れていた様でライヴ(生放送)でないにしても2-3時間前の映像らしい。
問題発覚以降連絡が取れないというからどんな人物か興味があった。
「藤原社長は76歳薄くなった白髪頭をオールバックにした冴えない高齢の老人であった」
本人が言うには「21日から(夫人と二人)県内の山や東京?を死のうとさ迷ったが死ねないので出てきた。」という事らしい。
死ぬ気で東京というのも腑に落ちない?
その後「比内地鶏の偽装に付き謝罪の言葉を口にしていた」

さてこの藤原社長であるが親会社の社長でもあるのだろうか? そのあたりの関係が分からない。
この「比内鶏」社も昭和60年(1985年)設立とされているが、地元の情報では「大館比内鳥」社が組織変更したらしい。この頃親会社に身売りしたか買収されたのでないか。
そこで既にこの頃には廃鶏で燻製他の商品を生産していたと思う。次に比内地鶏が組織的に研究され始めたのが昭和62年でありブランド規格が大分後の話、比内地鶏伝説(ブランドイメージ)が確立したのは何時なのであろうか?
藤原社長は「就任後1年位して廃鶏肉を使えと指示したのは私だ」と明言したが、同時に「前の社長、前の前の社長もやっていた」とも言っていた。
何をやっていたと言うのであろう? 当然廃鶏を比内鳥或いは比内地鶏と称した商法に思える。

ではもっと具体的に「比内地鶏の包装パックを作ったのは誰で何時であったろうか?」
藤原社長は「私が許可をしなければ包装パックの印刷費用は決済できない」という趣旨の発言をしたから10年前からは間違いない。

それではそれ以前には「比内地鶏の包装パックによる偽装は無かったか?」
これは会見では分からなかった。
少なくとも藤原社長は10年前から特に地鶏ブームに乗って経営を拡大させた。「利益が目的でない」と言い訳をした後「3億円(年商?)の内1.5億円も肉の売り上げが占めたら止められなくなった」と発言していた。
地元では前から比内地鶏の生産量に対し流通量の多い事が指摘されていたそうである(名古屋コーチン偽装と同じパターン)
秋田県では他の5件(の加工業者?)に立ち入りしたが問題は無かったと早々と宣言している。
本当にそうなのであろうか? 加工業者は5件だけなのか?
又廃鶏の硬さと比内地鶏の締まった肉質の食感が分からない消費者も随分お馬鹿である。インターネットで産地直売なんてやっていたら安全宣言するには早すぎる
秋田県も産地も早く終戦処理をしたかろうが、安易な押さえ込みは再燃する。

偽物天国と馬鹿にしてきた中国と中国商人であるが、中国人ばかりを笑ってはいられなくなってきた。
残念ながら日本の食品はすべからく疑って掛かるのが賢い消費者かも知れない。
もう少し関心を持って見て行きましょう。


読売新聞:
秋田県大館市の食肉加工・製造会社「比内鶏」が地元特産の比内地鶏を偽装した加工品を製造、販売していた問題で、行方不明になっていた同社の藤原誠一社長(76)が24日、問題発覚後初めて、同社で記者会見した。

 藤原社長は、同社が偽装した15種類の製品のうち10種類以上について、自らの指示で偽装したことを認め、陳謝した。

 そのうえで、偽装の動機について「比内地鶏の全国ブームに便乗し、商売を手広くしていきたいという事業欲から行った」と話した。社長職を辞任する意思はあるとしたが、時期についての明言は避けた。

 藤原社長によると、自身が偽装に関与し始めたのは、社長就任(1996年)の約1年後から。偽装はこれ以前から行われ、「前社長とその前の社長が中心となって行い、自分は黙認していた」と説明。「(社長就任後に)その流れを引き継いでしまった」と語った。(引用終わり)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今度は比内鶏社が「比内地鶏」を偽装

2007-10-24 00:00:57 | 社会
比内地鶏12種偽装 味劣る廃鶏使用 賞味期限改竄も(産経新聞) - goo ニュース

赤福餅の偽装が全国的に関心を呼んでいる時に、秋田地方区でも偽装問題が起きていた。
少し前の新聞を拾うと15日秋田県に「比内鶏(ひないどり)」社が「比内地鶏」を偽装して(比内地鶏でない物を比内地鶏として売って)いると電話で告発があった様だ。そこで16日には保健所が立ち入り調査20日には県が聞き取り調査をしたらしい。

20日にはその結果が全国区の新聞やTVで流れ我々も知るようになった。
22日になってこの「比内鶏」社の幹部が記者会見した。記事とTVニュースを見る限りでは有限とか株式とか呼ばないので個人商店なのであろうか?
しかも社長の藤原誠一氏は行方を晦ましている模様である。
親会社の役員でもある管理職が記者会見に出席し謝罪をしていた。何とも珍妙な改憲である。そしてこの手の話に良くある様に情報が次々に悪く変わっている。

当初は「比内地鶏でない鶏を材料に使っていた」
何と比内地鶏なら一羽2000円ほどするもの(別の記事では2千数百円とも)を廃鶏(卵を産まなくなった雌鳥)で一羽20-30円を使い燻製として使っていた。

その話しが伝わるや追いかけるように「精肉」の売れ残りを返品として受け入れ賞味期限を書き換え集荷していたり、たまご、おでん、つみれ、団子ほか12種も比内地鶏では無いとわかった。

同社は昭和60年(1985年)設立らしいが今では30年前から偽装工作をしていたとの情報がある。それって設立間もなくでない?!

さて評判の比内地鶏であるが昭和62年比内町で比内地鶏生産部により体系的に手掛けられたらしい。
比内地鶏とは何なのであろうか?
伝えられる比内地鶏の血統と飼い方を守って育て上げられたとして一羽2000円と廃鶏一羽20円では100倍の味の違いとはどの様なものであろうか?
地域としてブランドイメージで売る生産者と味の違いの判らない消費者とどちらが良い悪いは言い難いが、素人には100倍の味の違いが判らないような「比内地鶏」では生産者に問題も有りそうな気がする。

今後社長が出てきてどんな方向に話しが広がるのであろうか?
宮崎県を始め地鶏ブームを検証する機会になろう。
これも目が離せない。


産経新聞:
秋田県大館市の食肉加工製造会社「比内鶏(ひないどり)」(藤原誠一社長)による比内地鶏の偽装問題で、同社は22日、偽装していた商品はおでんやつみれなど12種類に及ぶことを明らかにした。卵を産みにくくなった「廃鶏」と呼ばれる雌の鶏を使用し、このうち薫製は賞味期限を1週間程度改竄(かいざん)していたことも判明した。

 偽装発覚後、初めて記者会見した同社幹部は「社長は(偽装を)把握していたはず」とした上で、「もうけよう、売り上げを伸ばそうという安易な気持ちがあった。迷惑をかけて申し訳ない」と陳謝した。


 同社は秋田県が20日に実施した聞き取り調査では、鶏肉や卵の薫製しか偽装を認めていなかった。事態を重視した県は22日、対策本部を設置。今後約1カ月かけて偽装の実態を調査する。


 同社は昭和60年の設立時から偽装を開始。当初は「比内鶏」と称していたが、天然記念物の比内鶏を商品名に使うのは問題があることから、数年前に「比内地鶏」に変更した。売り上げ減少に伴い、偽装した新商品を次々と販売するようになり、平成18年度は売上高の約25%が偽装商品だった。


 比内地鶏は通常、1羽2000円程度で取引されているが、偽装に使用した廃鶏は親会社の鶏肉卸会社が1羽20~30円で購入していた。廃鶏は肉質が硬く、味は劣るという。(引用終わり)
写真:比内地鶏
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

薬害肝炎 厚生省の不作為!

2007-10-23 08:56:05 | 社会
薬害肝炎 厚労省の不作為、再び 患者ら「悪意としか思えない」(産経新聞) - goo ニュース

昨日のTVニュースには厚生省の薬事課長級の人間であろうか薬害肝炎の患者について「02年時点で患者2名の実名、116名のイニシャアルが書かれた資料を持っていた」と発表。
同日田辺三菱製薬は桝添厚労大臣に「患者197人の実名と170名のイニシァルを把握している事」を報告したそうである。

爺がこの一報を書いた時に、何故このリストの存在にたどり着いたか判らなかった。少し古いニュースを探すとどうやら:
薬害肝炎大阪訴訟の原告の女性が、9月に(審理中に製薬会社から示された?リストに自分と同じ投与日の症例があったことから個人情報開示請求をしたところ、今月5日に同社側から氏名などを把握している旨の回答があった。弁護団は「残りの417人についても、同様に氏名などが分かっている可能性が高い」と指摘されていた。同社は女性側から申し立てがあるまで、個人情報の存在を隠し「投与事実が証明されていない」と主張していた。

更に16日の参院予算委員会で民主党の福山哲郎議員がこの問題を取り上げ、舛添要一厚労相は「対応は十分でなかった。企業に個人情報を出させることが法的に可能なら、今からでもやりたい」と答えた途端、19日該当リストが厚労省の地下2階の倉庫から見つかったとの事である。


このリストの存在は02年の事である。この時点で事実が公表されていれば、この間5箇所の地裁で薬害肝炎の訴訟と審理が行われていたのであるから、その判断に「深刻な影響があったであろう。又これからの控訴審では白が黒に変わる可能性を持っている」薬害肝炎の集団訴訟の患者さんは「悪意の隠蔽である」と怒りの声を上げている。爺もこれでは厚労省の不作為ではなく国民に対する誠実義務違反で場合によっては犯罪行為である。

中国語の表現を借りれば「死んでも悔い改めない官僚達!」である。
更に付け加えれば「防衛省の給油数量間違い+隠蔽」「守屋前事務次官による不祥事」も根は同じである。
「官僚の官僚による官僚の為の日本」では国民は溜まったものではない。
どこまで真実に迫るか!?
福田総理と主務大臣の力量であるが「背水の陣」の後ろから水が襲い掛かっている様にも見える。
じばらく目が離せない。


産経新聞:
厚労省や製薬会社が患者の個人情報を持ちながら、告知する努力をせずに放置してきたことが問題化している薬害C型肝炎問題。治療に役立つ可能性のあった情報は、なぜ生かされなかったのか-。関係者らの声を拾っていくと、過去に薬害エイズ事件で厚労省が批判を受けた「行政の不作為」に対する教訓のなさが浮かび上がってくる。(赤堀正卓、鎌田剛)

 22日午後、舛添要一厚生労働相は田辺三菱製薬の葉山夏樹社長を大臣室に迎え、こう切り出した。

 「C型肝炎の発症例リストが出てきたので、1人でも多くの方に検診を受けてもらうことに協力してほしい」

 葉山社長は緊張気味に「誠実、迅速に対応して参ります」と応じた。

 1万人を超える患者がいると推計される薬害C型肝炎。感染の事実や、感染原因を知らない人も少なくないとみられている。告知を決断した理由を舛添厚労相は「1日も早く治療をしていただいて、患者の命を救いたい」と説明した。

 しかし、厚労省や製薬会社が、患者の特定につながる情報を把握したのは平成14年。大臣と社長のやりとりは、5年前にされていてもおかしくはなかった光景だ。

 なぜ、当時の担当者らは告知を考えなかったのか。22日に会見した厚労省医薬食品局の中沢一隆総務課長は「当時、(汚染製剤が使われた可能性のある)医療機関名は公表すべきだという指摘はあったが、患者に告知すべきという議論や指摘はなかった」と説明。当時の厚労省の責任について質問が及ぶと「それは舛添大臣に聞いてほしい」と回答を避けた。

 そこからは、告知がされなかったのは「怠慢」でも「放置」でもないという厚労省の立ち位置が見えてくる。

 スタンスは製薬会社側も同じだ。舛添厚労相との面会を終えた田辺三菱製薬の小峰健嗣副社長は「医療機関名を公表して広範囲に呼びかけをするのがより妥当だった。それは有識者会議、厚労省の判断であり、最善の策だった」と落ち度がないことを強調した。

 「不作為」に正当性を持たせようとする厚労省や製薬会社の姿勢に、薬害肝炎訴訟の原告らC型肝炎の患者らは「『不作為』どころか『悪意』としか思えない」と猛反発している。(以下省略)
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする