最近の食事中の母親は力強く吸い込み、しっかりと噛み、なめらかに飲み込んでいます。
いつぞやの『ついにこの時が来たか!』と言った感じはどこへやらです。
あの時は通院先の医師にも見放されていました。
もちろん今の状態が最後の悪あがきでもなさそうです。
昨日は親父にひ孫の誕生を報せた後で、母親をベッドに戻すことを忘れて出勤してしまいました。
『やっちゃった!』とは思いましたが、妻が親父に声をかけてくれて、その後もメールで私をフォローしてくれました。
以下は妻からのメールです。
■2012年1月25日 水曜日
●8:39
>話をかけて戻ったらお父さん一人で移しちゃってました
>「ベッド低くすれば一人でできる」
>との事ですがナニカアッタラドウスル
>あ、訪問看護のIKさん
>本日11時半です
●8:55
>少なくとも腰が痛いと訴えてるお父さんには負担かと
●12:40
>訪問看護は終わっています
>微熱37度 血圧やや低め
>めだって悪いところは見当たらずケアに出てもいい状況だそうです
>土曜だけという手もありかも
>来週薬
>診療は三月頭だそうです
●14:00
>H野さんに相談するのがいいよね
>*******でもいいかも
>デイケアはやっていたっけか?
●15:17
>ヘルパーさん来たら下痢便だったらしくお父さんが下痢止め買いに行くというので
>IKさんに連絡とりました
>見守って続くようならまた連絡をとの事でした
下痢があっても母親の調子は絶好調なので、親父に土曜日のデイケア再開を申し入れたところ意外にも下記の答えが返って来ました。
『訪問介護はデイケアより2倍疲れるが、土曜日にデイケアや訪問を追加することは今馴れたやり方を変えることなので、とても受け入れられない。
俺はもう何日も夜寝られない日が続いているんだ』
訪問介護と訪問看護は母親を楽にさせましたが、介護の主役である親父を楽にさせてはいなかったのです。
訪問時は受け入れと立ち合いが必要です。
親父は妻の世話を他人任せにするようことを望みません。
他人の仕事を受け入れるのも親父にとってはかなりの負担だったのです。
寝られなかったのは、きっとこれかも長く続くであろう母親の介護のことで一人悩んでいたからでしょう。
もうこれ以上親父にだけ抱えさせておけないと判断した私は、出勤前にパソコンに向かい、親父に書面による申し入れ(提案)をしました。
もちろん妻とはこれからのことについて少し話し合ってからのことで、妻の了解は得られるとの見通しに立ってのことです。
親父の答えを聞く暇も無く私は出勤のために出てしまいましたが、妻がその後をフォローしてくれました。
以下は妻からのメールです。
2012年1月26日 木曜日
●14:08
>あと1、2年は頑張れるから現状維持で頼むと笑顔で言われました
>今M島さん来てます
●14:23
>まあ先は見えないから
>あ、一周忌法要に御仏前いただきました
>壱万円