お袋が、姉に会いたいという。
7人兄弟で、唯一生存しているのは姉だけ。
2年ほど前から、老人ホームで世話になっているという。
既に人を認識できなくなっているそうだ。
「顔だけでも見ておきたい」というので、一緒に行くことに。
電話で入所しているかどうかを確認してから出かけます。
綺麗な建物で、受付の方が笑顔で対応してくれる。
エレベータで上がると、別の職員の方が部屋まで案内してくれた。
気持ちの良い施設だ。
椅子を用意し、お茶まで運んできてくれて驚いた。
嫌な臭いが全くしないし、本人も小奇麗にしてくれている。
職員みんなが笑顔だったのが好印象!
姉は、とても100歳を超えているようには見えない。
しわが少なくて色白の顔だからでしょう。
残念ながら、姉はお袋の姿を見てもわからないようだ。
部屋には誕生日の時の写真が飾られている。
なんと、「109歳のお誕生日・・・」と書かれている。
お袋より18歳も上やったんや!
身内に長生きの人がいるのは嬉しい。
両親がこんなに長生きが出来るとは思えないが、少しの可能性は残っているかも。
「元気な顔が見られてよかった~」と喜ぶお袋は、足腰が急に弱ってきた。
寝たきりにならず、長生きしてほしいと望む。
※イラストはネットからお借りしました