ヒロ爺のあれやこれや!

憩いと安らぎを・・・

友が逝く

2013-12-19 19:09:18 | 家族・親友


友人の一人が、永遠の旅立ちをした。
40年もの長い間、先輩として、友として付き合ってきた人。
突然の訃報を聞いた時、悲しむことも忘れて唖然とした。

最近は年に1度くらい仲の良い友人4人で会うくらいだけれど、大事な人だった。
昨年は、あっしの退職祝いをしてくれた。
今年の4月には退職した友人の祝いを一緒にした。
この時、既に肺がんの治療中
彼の抗がん剤投与と放射線治療の状態をみて宴を開いたが、元気だったので安心していた。
出された食事もほとんど残さずに食べた。

訃報メールが届いた時、しばらくは意味ができない。
いたずらメールかも?
何度か読み直して、ようやく友人の携帯から、お世話をしてくれていた人が連絡をくれたのだと理解できた。
メールの記録を見て、連絡してくれたのだ。

夏にスマートフォンに換えた時に連絡すると、『レコードが少し残っているので取りにくれば・・・』と返信してくれた。
あの時、もらいに行けば良かった!と少し後悔する。


90歳半ばの親父がよく呟いている。
『同級生、みんな死んでしもた。だーれもおらへん』と・・・
いま、その言葉にある思いが少し分かった気がする。

生命を受けたものは、いつかは死を迎える。
しかし、68歳はあまりに早い。早すぎる。

お姉さんは寝たきりだし、親戚は少なく喪主はいとこ。
最後まで面倒を看てくれたのは、教え子だった女性。
親戚などへの連絡や葬儀の段取りなど、すべてやってくれたのだ。

式でお会いしたが、明るくて気さくな方だった。
彼の教師時代のことを楽しく話すのを聞いていると、悲しみが和らいだ。
晩年、こんな素敵な女性と過ごすことができたのは喜ばしいこと。


お通夜や告別式には、思った以上の方が来てくれた。
彼の生徒への熱心な対応や、優しい心があったからだろう。
飾られた写真は、それを偲ばせてくれる。
仲の良かった3人は、骨上げから初七日の法要までご一緒させてもらった。

山登りやジャズが好きだった彼。
天国でゆっくりと楽しんでいることを願う・・・