ホンダからオーディオ機器に使用するためのポータブル電源が発売されます。
商品名は「LIB-AED E500 for Music」です。
現行のE500をオーディオ用に改良したもので、「for Music」というネイミングは音楽ファンには期待するものがあります。
電磁波やラインノイズのない電源は、オーディオシステムの構築する上で重要です。
直近までオーディオ電源は200Vで引き、トランスで100Vにステップダウンしていました。
ACアダプターはスイッチング電源でデジタルノイズが発生するので、音楽用PCはトランスを使った電源に換えたり、D/Aコンバーターは小型リチウム電源を利用するなどの対策をしています。
さらなる音質向上を図るためには、PCオーディオ機器の発生ノイズを抑えることが大事です。
ホンダから発売されるリチウム電源に興味が湧き、すぐに製品をチェックします。
製品説明には、オーディオファンが欲しくなるような言葉が並べられています。
この機器から電源を供給するだけで、素晴らしい音楽再生ができるような錯覚をしてしまいそう。
評論家のレポートを読むと、オーディオ再生を劇的に変えてくれる「魔法の機器」のようなイメージを抱いてしまいます。
仕様を見ると、定格出力は300Wしかありませんし、50W機器での使用時間の目安は4~6時間とあり心もとない出力ですね。
これまでの経験から、書かれているような理論や数値が良くても使用して好結果が引き出せるかは別だと思うのです。
値段を見て、ビックリ~!
ベースとなるE500が8万円台(税込)であるのに、オーディオ用となると29万7千円と3.5倍ほどの価格になっているのです。
コンセントや配線材の変更、防振対策の強化などがあったにしろ、手が出ない値段です。
200台の限定発売なので、きっとコストが掛かっているのでしょうね。
購入は店舗販売ではなく、ホンダの専用Webサイトから10月17日~12月18日に4回(1回50台)の申込みにより行なわれます。
LiB-AID E500 for Music商品情報・受注サイト
https://www.honda.co.jp/battery/music/
使ってみたい気持ちはありますが、値段が高いというだけでなく、実際にこの耳で聴かないで購入するほどの経済的な余裕と勇気はありません。
第二次の販売があれば、購入された方の口コミなどをみて考えることにします。