先日、日本料理の「味所望」へ行ってきました。
7月に主人を亡くした姉を元気づけるためです。
葬儀の後、明るく振舞っている姉ですが、やはり寂しいようです。
以前の2階の寝室から、仏壇のある部屋へ寝具を移して寝ていると聞きます。
寂しさは、徐々にやってきます。
満中陰を済ませ、色んな事務処理を終えた頃から故人を思い出します。
美味しいものを食べながら亡き義兄の話をしたら、少しは元気になると考えて、家人と3人で行きました。
味所望へは昨年の9月にはじめて訪れて、日本料理の美味しさに感動しました。
2種類のメニューから、少し無理して高い方を選びました。
知人から2回を1回に減らしてでも高い方にした方が、感動が違うと言われました。
完全予約制なので電話しますが、平日でも満席の日がほとんどでした。
当日行くと、奥の座敷に通されました。
カウンター席だと横に並んで座るので話しづらいし、隣の客が気になってしまいます。
われわれ3人だけで座敷が占有できて良かったです。
タラ白子・椎茸
うなぎの吸い物
中トロ・ヒラメ・イカ
カニ身の茶碗蒸し(上に蟹みそ)
自家製カラスミ(中央の橙色)他色々
魚のあんかけ
えび芋・ほうれん草・あげ
あなご御飯
今回も、素材の良さと出汁の旨さを味わえた品々でした。
美味しいものを頂くと、笑顔になるというのは本当ですね。
写真では味まで伝えられなくて残念です。
終始笑顔で箸を動かし、大満足の2時間が過ごせました。
少しでも姉の気が晴れれば・・・良かったです。
※1 食事の内容はうる覚えです。
※2 トップの写真は、前回訪問時(昨年9月6日記事)の使い回しです。
亡くなった直後は法事や役所の手続きなどで忙しく、気が紛れていたのでしょう。
時間が経ち平常の生活を取り戻すと、寂しさが湧いてくるのでしょうね。
言葉で元気づけることができないので、一緒に食事することにしました。
美味しい料理が自然な笑顔を生んでくれ、楽しい時間となって良かったです。
けれど周囲の人達の温かい思いやりが
お姉さんが前を向いて生きてゆく笑顔を思い出すことにつながると思います