「奥澤旅館」は、浜坂漁港から近くて「海の幸」が期待できる宿。
以前のように頻繁に温泉に行けなくなった我が家。それゆえに「温泉+海の幸」の両方を揃えた「奥澤旅館」(七釜温泉)は期待が大きい。
期待の夕食は、1階の和室に用意されていた。
わあ~海の幸が一杯!!
お刺身(今が旬の「飛び魚」も・・)
「ホタルイカ」(浜坂漁港の名物)の酢味噌和え
オコゼの煮付け
「サザエの壺焼き」と「蕗の和え物」
茶碗蒸し
「蕗の木の実和え」
「ホタルイカ・やさい・キノコ・海藻」の鍋
水炊きの鍋に入れて、ポン酢で食べる。
海老・筍・蕗・えんどう豆・山芋の煮付け(海と山の幸・ナイスな融合)
熱々の「山野草の天ぷら」
吸い物
終わりはフルーツ
ご飯は、奥澤旅館の自家米で、これが超美味しい!!
「七釜」のトレードマークの宿だけある。
翌朝の朝食は
湯豆腐
このカレイの焼き物がフカフカで美味しかった。
ジャガイモ・ワカメの味噌汁
玉子焼が美味しい~!
朝食後には、コーヒーまで頂けた。
いや~!満足!満足!
「奥澤旅館」は、今も農家で、食事の時に頂けるお米は自家米。
ツヤツヤ、ふっくら非常に美味しい~!満足!
すべての料理が丁寧で、ほどいい味付け。
季節の山野菜と浜坂漁港の海の幸が、見事にマッチングしていて非常に美味しい!!
「温泉+海の幸」に加え「山野菜+静かな田舎の宿」の「奥澤旅館」(七釜温泉)
お気に入りの宿になった日。
4組までの温泉旅館・・家族経営なんでしょう
隅々までサービスが行き届いて・・
hitareriさまご夫妻にとっては満足の温泉宿
こんな施設が少なくなりました。
人間ですから・・少し儲かるとついその儲け
を多くしようと・・でも このご主人は自分の
力量を知っていて・・その力の範囲での経営
お客さん本位の経営に・・専念されている
そんな姿勢が・・施設や食事やサービスに
現れて、hitareriさまたちの心線に響いたので
しょう・・いい旅館の発掘でしたね。
確かに、奥澤旅館は、地元産の季節の山野菜・旬の魚介類に拘っての丁寧な料理が特徴の宿です。
七釜温泉が出来た当初は、奥澤さん自身も農家でした。自身も農家で、宿に来る客層も農閑期の中年以上の農家の客が多くて。湯治客ばかり3日~1週間と長滞在だったようです。その頃は、布団も滞在中の1週間中、部屋に敷きっぱなしで、好きな時に温泉に入ってはゴロリと布団で横になり、集団で来る湯治客同士がお互いに仲良くなり、次の農閑期の予約をして帰るワイワイがやがやの湯治スタイルだったようです。
宿で出す料理も田舎料理だった。と初代の奥澤温泉の当主(93歳)が話しておられました。客が多いときは、ご近所や親戚の女性たちに賄いの応援を頼んで、一族、村を上げて客をもてなしていたと聞きました。今の2代目当主(息子さん)になってからは、1日4組までの宿泊客で、温泉+地元の食材に徹底して拘る料理スタイル(地元の旬の山野菜+浜坂港の魚介類)を通しておられるようです。2代目当主は、京都の料理学校へ行き、和食など学ばれ、日々台所に立っている人です。
海の幸も美味しそう。
温泉はどんな感じのお湯ですか?
貸切で満喫できるのも、小規模旅館の良さですね。
なかなか宮城ではお目にかかれません。
ステキな旅になりましたね。
この宿は、こじんまりとした静かな宿です。七釜温泉そのものが幹線道路とは岸田川を挟んで反対側に位置するため、静かな静かな温泉街です。が、漁港のある浜坂町なので、新鮮な海に幸も手に入ります。そして旬の山野菜も両方とりこんだナイスな料理でした。
浜坂町では一番最初に温泉が出た七釜温泉です。お湯が出た当初は、共同湯が一つまず作られ、(東北地方に今もある?)湯治宿ばかり数軒だったようです。奥澤旅館も当初は湯治宿だったようです。しかし、七釜温泉よりも後から温泉が出た浜坂温泉が、海岸に近いため「海に幸+温泉」の2つを全面に打ち出してドンドン客を集め始めて・・いつしか集客力の点で浜坂温泉に遅れをとってしまいました。
そんなので奥澤温泉の2代目当主は、京都まで料理の勉強に行き、割烹風の本格的和食を学ばれ、温泉も浜坂温泉の塩化物温泉よりも一つ良泉の(ぼうしょう泉)の七釜温泉の特徴を出して、営業されています。