3月の九州旅行
鹿児島の温泉地で出会った人たち
私と同じ年齢か?10才くらい上の女性たち。
全員が、地元出身の女性たちだった。
でも 話をしていたら 皆が皆
若いときに、大阪や神戸など近畿圏に出て働いていた人ばかりだった。
近畿圏で働き、結婚して所帯を持ち すでに子育ても終わらせていた。
鹿児島に戻ってきたのは、両親の介護がきっかけというのが大半。
その後、そのまま鹿児島の親の家(実家)に住み着いた人や
もしくは実家の横、または近くに家を構えた人達だった。
この年になると、生まれ育った鹿児島の良さが(温泉を含めて)しみじみわかり
ここが、一番自然体でいれる場所だと心から思ったと言う。
気候も、人も、空気も、何もかもが一番無理なく自分に合っているという。
なんだが とてもよくわかる気がする。
彼女たちは、いずれも温泉大好きな人だった。
自分が生まれた鹿児島県が、温泉大国と気が付いたのは
よその地に出た後だったという。
それまで当たり前のように、毎日入っていた温泉が
行った先にはない!!・・
これは結構なショックだったらしい。
確かに・・
「犬も歩けば温泉に当たる」の諺の如くに
そこらじゅうにある本物温泉の山。
温泉天国・鹿児島出身の女性たちだった。
彼女たちを「薩摩おごじょ」というのかな??
さて、
九州の温泉大国と言えば、
同じ九州の熊本県、大分県もだ。
今回の大地震の影響で、
2つの県では温泉施設にも大きな被害が出ている。
この地震が早く終息し、
平和な日常が一日も早く戻ることを 心からお祈りいたします。
故里には愛があるといいます。
一度は都会に行った人が
親の介護のため戻ってくる人は多い
定年で戻る人は良いですが
働き盛りの人も仕事を辞めて戻る人も多く
介護と生活苦で困っているそうです。
豊かになった日本だったのに
どうなっているのだろう?
定年退職後ならまだしも・・
働き盛りの人が親の介護のために仕事をやめて・・と
なると深刻です。
故郷に帰るにも・・
人さまざまな理由があるのですね・・
お湯の中だけの一期一会の会話では、
とても話しけれないほどの想いや人生模様が・・・
戻ってからは我が家のお風呂
温泉でなく水道の水
でも、
我輩にとっては温泉ダスよ。
毎回掃除をしてから出ています。
しなかったら
怖いかみさんに睨まれます。
郷里に温泉があるのは、すごい魅力だと思います。
介護疲れを癒してくれ、毎日温泉に入れることが
新たな生きがい、生活の張りになっているようです。
でも彼女たち、温泉+郷里が一致したのは
ごく最近になってからのようですよ・・
若いときは子育てや仕事や日々の生活に必死で・・
温泉など関心がなく?意識から消えていて・・
介護のため帰ってきた郷里で、温泉に新たに?
目覚めた?ような風でした。
温泉生活をエンジョイの彼女たちは今日も元気だと思います。