安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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原発を止める55の方法(宝島社)

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規制緩和が生んだJR事故(国鉄闘争共闘会議パンフレット「国鉄分割民営化20年の検証」掲載)
ローカル鉄道に国・自治体・住民はどう向き合うべきか(月刊『住民と自治』 2022年8月号掲載)
核のない未来を願って 松井英介遺稿・追悼集(緑風出版)

●安全問題研究会が、JRグループ再国有化をめざし日本鉄道公団法案を決定!

●安全問題研究会政策ビラ・パンフレット
こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
国は今こそ貨物列車迂回対策を!

ウェブが機能しなくなる危機が迫っている

2008-02-01 22:45:44 | IT・PC・インターネット
歌田明弘の地球村の事件簿~ウェブが機能しなくなる日が迫っている

読んでみた。
歌田明弘氏のこのコラムは、「週刊アスキー」誌に連載されているもので、当ブログ管理人はよく読んでいる。最近は、ウィキペディアやアフィリエイトの話題が続くなど、やや枝葉の部分に流れがちで面白さに欠けることが多かったが、今回は久しぶりに面白かった。どうもこの歌田氏という人は、個別サイトの論評よりもweb論やメディア論を語った方が断然面白く、各論より総論の人だと思う。

一昨年から昨年あたり、ウェブの未来を開くものとしてさんざんもてはやされたweb2.0という言葉を最近あまり聞かなくなった気がする。何でもかんでも双方向にすればいいというものではなく、ブログ炎上に見られるような、双方向がもたらす「負」の部分にようやく社会が気づいてきたということなのだろう。

この広告問題も、誰もがウェブに自由に手を加えられる双方向時代のもたらした副作用だろう。自由とは一歩間違えれば無秩序と同じなのである。興味とコンテンツの元になるべきネタを持った人間だけが、幾多の技術的ハードルを乗り越えてwebサイトの形でコンテンツを公開していた時代の方が、今よりずっと健全だったのかもしれない。

メディアは盛んに2ちゃんねるの「便所の落書き」ぶりを非難する。確かに多くのスレッドがそうなっていることを否定はしないが、このグーグル広告の問題を見ていて思うのは、無秩序に乗じて儲けのためにやりたい放題の振る舞いをしているのは、結局は企業ではないかということだ。
個人ブログの体裁を取ったトラックバックスパムの発信元になっているのも多くは企業だし、スパムメールも多くが企業サーバーからの発信といわれてきた。もちろんそのような振る舞いをするのが少数の心ない者たちであることは理解しているが、もうそろそろ、web2.0万歳論は止め、不便だが秩序が保たれていた時代の良さを取り戻すことも視野に入れた活動を開始すべき時に来ているような気がする。

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