安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

8月10日の青森県沖の地震について

2014-08-10 21:02:17 | 気象・地震
平成26年8月10日12時43分頃の青森県東方沖の地震について(気象庁報道発表)

報道発表を見ると、M6.1と地震の規模はやや大きめ(それでも、日本周辺では2~3か月に1回は起きている程度)、緊急地震速報が発表されたが、震度5弱は青森県七戸町のみで意外に地表の揺れは大きくなかった印象がある。発震機構は西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型。この方から見て北米プレート内部の地震と考えられる。気象庁も会見で言及したとおり、震源は東日本大震災の震源域からは北に外れており、これを3.11の余震とするには無理がありすぎる。全く新たな地震と見てよいだろう。

最近、青森県沖~北海道胆振・日高・十勝地方あたりが騒がしくなってきたような気がする。地震の頻度は明らかに増えてきたし、プレート境界より西側の北米プレート内部での地震が増えた。3.11の2~3年前頃から、今回と同じようなプレート内部の地震が東北地方で相次いだ時期もある。この規模の地震発生がなぜか週末に多いことも、3.11直前数年間の東北の状況を思い出させる。青森県東方沖から十勝地方沿岸付近を震源に、M7~8クラスの地震が遠くない将来、起きるのではないかという気がする。



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