人生チャレンジ20000km~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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国は今こそ貨物列車迂回対策を!

福岡市地下鉄のICカード「はやかけん」

2008-04-14 23:37:54 | 鉄道・公共交通/趣味の話題
福岡市地下鉄のICカード愛称が「はやかけん」に決定

福岡市地下鉄の非接触型ICカードの愛称とデザインが発表。愛称は「はやかけん」だそうだが、正直、あまり笑えない。ウケ狙いもあると思うが、ちょっと滑り気味かも。

「けん」というのは博多弁で「~だから」という意味を表す接続助詞。今もまだ放送されているかわからないが、福岡では「山笠があるけん、博多たい」というテレビCMがあった。これは「山笠があるから博多ですよ」という意味である。

インパクトという意味では、箱根登山鉄道の箱根の山は天下の券のほうが断然ある。だって、窓口で「はやかけん、1枚ください」とは言えるが、「箱根の山は天下の券、1枚ください」なんて絶対言いたくないもの。
窓口の後ろに人が並んでいたら、絶対笑われると思う。

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どこへ行く?生協

2008-04-13 21:46:08 | その他社会・時事
「コープ商品」3分の2に縮小、日生協が品質管理強化方針(読売新聞) - goo ニュース

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 日本生活協同組合連合会(日生協)は11日、独自ブランドとして展開する「コープ商品」の食品数を現行の約5000品目から3分の2程度に縮小する方針を明らかにした。

 中国製冷凍ギョーザの中毒事件を受けて発足した有識者の検証委員会がこの日発表した中間報告を受け、品目数を減らすことで品質管理を強化することになった。事件を起こしたギョーザもコープ商品だった。

 コープ商品は「安心・安全・低価格」を旗印に1960年代から開発されてきた。不必要な食品添加物の削減などを求める消費者の声に応えてきたが、最近は大手スーパーなどとの競合もあり、2000年に比べ扱い品目が倍になるほどの急増ぶりを示していた。

 この日、記者会見した日生協の山下俊史会長は、「数が増えたことで安全管理にほころびができてしまった」と話し、「商品検査、品質管理を担当する人員を各30人増員する」「商品開発後の検査を強化する」などの対策を明らかにした。

 現在60ある中国の委託製造工場も減らすという。

 中間報告は、日生協の危機管理体制の甘さを指摘。事件前に東北地方で、冷凍ギョーザに異臭や汚染が3事例もあったことや、昨年末に千葉市での中毒を把握した段階で回収に踏み切らなかったことをあげ、「クライシス(危機)を判断する立場の者への情報伝達の遅れや、生協組織内、委託先企業との情報共有の不足が対応の遅れを招いた」と述べている。

 委員会では5月中に最終報告をまとめ、日生協に提言する。

 山下会長は「緊急対応や情報共有、危機判断に重大な弱さがあったと指摘された。2400万組合員のリスク管理責任者として、信頼を再構築していきたい」と話している。
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私のある知人から「生協は本当にダメになった」という話を聞いた。こういう話が出るのも、生協があまりにも商業化し過ぎて一般スーパーと変わらなくなってしまったことの象徴と言えるだろう。

商品数を減らすことは一定の安全管理強化にはなるだろうが、根本的な問題の解決になるとは思わない。今は大型民間スーパーもPB(独自ブランド)商品や環境に配慮した商品を作るようになっているからだ。レジ袋廃止などの環境対策も、大手スーパーでは徐々に進んできている。生協が民間スーパーと差別化を図ることはますます難しくなってきている。

生協は今後、どこへ向かうのだろうか。

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福島交通が会社更生法申請

2008-04-12 21:25:27 | 鉄道・公共交通/交通政策
福島交通が会社更生法申請(毎日新聞)

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<福島交通>東京地裁に会社更生法の適用を申請 [ 04月11日 20時48分 ]

 福島県内を中心に鉄道、バスを運営する福島交通(福島市、武藤孝志社長、資本金27億円)は11日、子会社の「福交整備」とともに東京地裁に会社更生法の適用を申請し、保全管理命令を受けたと発表した。負債総額は福島交通が約73億9000万円、福交整備が約7億1700万円。過疎化による需要低迷や規制緩和による価格競争激化などで収益が悪化したという。鉄道やバスの営業は継続し、新スポンサーは「有力な候補がある」(代理人の弁護士)としている。

 福島交通は、経営難に陥った旧福島交通の受け皿会社として86年7月に設立。福島市を中心に路線、貸し切りバスと鉄道(飯坂線)事業を手がけ、93年9月期には117億1900万円を売り上げた。しかし、少子高齢化などで利用客が落ち込み、不動産の売却や不採算路線の廃止を進めたが、業況は好転せず、07年9月期には売り上げが約59億5100万円まで落ち込んだ。

 国土交通省によると、バス会社の同法適用は京都交通など全国で6番目、私鉄としては水間鉄道(大阪府)に次ぎ2番目という。【西嶋正法】
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経営破綻 市民の足に不安(毎日新聞)

 県内の基幹交通を担う「福島交通」の経営破綻(はたん)が11日明らかになり、利用者や自治体に衝撃が走った。“創業100周年”を目前にして自力での経営再建を断念し、会社側は苦渋の表情で発表した。交通機関の営業は従来通り継続されるが、今後の経営立て直しも苦難が予想され、県内を網目のように走る路線バスや飯坂温泉に通じる飯坂線など「市民の足」への不安が高まった。【西嶋正法、松本惇、今井美津子、坂本智尚、和泉清充、関雄輔】

 ■会見
 福島交通は同日午後6時半から、県庁で緊急の記者会見を開き、武藤孝志社長や保全管理人の小林信明弁護士ら5人が出席した。武藤社長は冒頭、「このような事態を招いてしまい、関係者に多大な迷惑をかけたことを深くおわびしたい」と陳謝し、「どんなことをしても今の会社を引き継がなければならない」と話した。
 現在の経営陣は経営権を失い保全管理人に委ねられ、今後は東京地裁が更生手続きを開始決定し、再建計画が1年以内にまとまる見通し。新たなスポンサー候補は明らかにされなかったが、出席した弁護士は「有力なスポンサー候補があり、前向きに検討するという回答を得ている」と自信を示した。報道陣からは、運賃改定や路線縮小の可能性について質問が飛んだが、いずれも否定した。

 ■県、関係団体
 同社によると、89年から昨年9月期まで、国や県、県内32市町村から総額約113億円の補助金を得てきたという。佐藤雄平知事は報道陣に「福島交通は県内最大の公共交通機関であり、非常に残念。民事再生法(による再建)より重く、厳しい状況だ」とし、「公共交通機関はそれぞれ支援してきたが、それはそのままやっていく。県民に不便がないよう関係部局にきっちり指示し対応したい」と厳しい表情で語った。
 また、飯坂線に集客を依存する「飯坂温泉観光協会」の大宮行雄会長は「ショックだ。営業は継続されるので観光への影響はないと思うが、地元のためにも何とか立ち直ってほしい」と話した。
 一方、福島交通労組の紺野勝芳委員長は「経営陣の責任を追及せざるを得ない。県民の足を守るために正常な運行や労働条件の確保に努めたい」と話した。

 ■利用者など
 利用者からは不安の声が相次いだ。毎日通勤でバスを利用するという福島市内の団体職員の男性(75)は「利便性だけでなく、環境問題のことを考えてもバスは必要。公共性の高い企業なので、県民の不便のないように行政が手を打ってほしい」と話した。同市内のパートの女性(58)は「車の免許がないので移動にはバスが欠かせない。運行は継続してほしいが、食材などが値上がりする中で、バス運賃まで上がったら困る」とこぼした。
 また、福島市東浜町の福島交通福島支社では、社員らがテレビの前に集まり、不安そうな表情を浮かべながらテレビに見入っていた。ある男性社員は「まだ組合からのファクスが来ただけで何の説明もない。お客様の迷惑にならないよう今日は通常通りに営業するだけ」と話した。「何もわかりません」と足早に退社する社員もいた。

 ■市町村
 福島交通は中通り、浜通りを中心に路線バスを運行し、市町村から補助も受けている。バスは地域の貴重な足で、各自治体は将来的な路線見直しなどに不安を募らせている。
 瀬戸孝則・福島市長は「大変驚いている。市民生活に密着した企業だけに影響は大きい」と、原正夫・郡山市長は「1日も早い会社経営の再建を願っている」などとコメントを明らかにした。
 白河市では、福島交通の21路線に補助しているほか、昨年10月からは1年間の予定で、市内循環バスの運行も委託している。市は「詳しい情報を確かめて対応を検討したい。市民生活に影響の出ないようにしたい」と当惑していた。南相馬市内では、相馬市とを結ぶ路線など計8路線14系統が運行され、特に川俣町との路線は、乗り換えで福島市と結ぶ唯一の公共交通機関。市生活安全係は「高齢者ら交通弱者の足を支えている路線が多く、万一にも縮小になれば、通学や買い物など生活に影響が大きい」と懸念していた。

 ◇根本問われている--奥山修司・福島大教授(管理会計)の話
 需要が右肩下がりに落ち込む中で、時代にマッチしていない経営を続けてきたことが要因ではないか。利用者のニーズとサービスのギャップを続けてきた企業に対し、補助金というキャッシュを回すことで投資してきた貸手側にも責任がある。地域経済にとっては、地元市町村が赤字負担をして路線を存続させるか、どうかという根本的な所が問われることになる。

 ◇「もう売却資産ない」--記者会見一問一答
 記者会見での一問一答は以下の通り。
 ――負債が膨らんだ要因は
 (武藤社長)旧会社は740億円の借金があり、新会社は40億円の負債を譲り受けた。土地やバスを切り売りしたら良かったが、できず、ここまで借金が膨らんだ。
 ――最近の経営悪化の理由は
 (武藤社長)モータリゼーションの著しい進展と少子高齢化なども影響してるし、一番は年に約4%お客さんが減っていること。これまでは有形資産を売却してしのいできた。ここに至っては何もないので、やむなく今回の選択をした。
 乗り合いバスは補助金をもらっているので最終的には帳尻が合う。貸し切りバスは県内109社がしのぎを削って価格競争になってしまっている。
 ――将来的に路線を減らしていくか
 (小林保全管理人)今の段階では分からない。今後の再建計画による。
 ――100周年ということだが
 (武藤社長)従業員や地域の皆さんに申し訳ない。今までここまでこれたのは地域の皆さんの利用があったから。それを考えると、どんなことをしても今の会社を引き継いでいかなければならない。
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地元、福島からこんなニュースが飛び込んできた。もちろんショックだ。
ただ、福島交通といえば、かつて東京佐川急便事件などで暗躍した故・小針暦二元社長による乱脈経営の歴史があり、この時代の負債を40億円も引き継いだことが経営破綻の原因となったから、私鉄倒産の中ではかなり特殊な部類に入るかもしれない。

しかし、貸切バスの規制緩和による業績悪化は、全国のバス事業に共通する問題であり、これは明白に国土交通省の責任である。
昨年、あずみ野観光のスキーバスが大阪府内で事故を起こしたが、これも行きすぎた規制緩和の結果、バス会社が利益の出る価格で仕事を受けられなくなった結果の事故といわれた。

交通業界の規制緩和は、乗客の命を預かる産業だけにほどほどにすべきだ。

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東大入学式で「親離れを」

2008-04-11 21:07:50 | その他社会・時事
東大入学式で「親離れを」異例の注文(東京新聞)

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 東大の入学式が11日、東京都千代田区の日本武道館で開かれ、新入生の人数を大幅に上回る父母らで埋まった客席を前に、祝辞に立った建築家で特別栄誉教授の安藤忠雄さん(66)が「親離れをしてほしい」と新入生、父母双方に自立を促す一幕があった。

 東大の入学式は毎年家族からの出席希望が多く、大学側は会場の広さから新入生1人に対し関係者は2人までに制限。それでも「3人以上で行きたい」といった問い合わせが数十件寄せられるといい、安藤さんの発言はこうした“過保護”な親子関係に苦言を呈した形だ。

 この日の会場も新入生約3200人の周囲を、約5300人の父母らが席を埋め尽くした。安藤さんは祝辞の中で「自己を確立しない限り独創心は生まれない」と強調。「自立した個人をつくるため親は子どもを切り、子は親から離れてほしい」と訴えた。

 これに先立つ式辞で小宮山宏学長も「新入生の幼いころを思い返し感慨もひとしおと思うが、入学式は親離れをして独立し、自らの道を切り開く旅立ちの日。温かく見守ってほしい」と父母らに呼び掛けた。
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なるほど。
「日本の最高学府」の入学式は今、こんな状況になっているのか…。

そりゃ親にしてみれば、息子や娘が「日本の最高学府」を極めたのだ。一家の名誉には違いないし、その誇らしい晴れの日を一緒に祝いたいという気持ちはわからないでもない。これに対しては、「入学式は親離れをして独立し、自らの道を切り開く旅立ちの日」という小宮山学長の式辞がすべてだろう。
現役で合格するにせよ、浪人の末の合格にせよ、大学は在学中に成人を迎える。学校生活すべてが未成年の高校以下とは基本的に違うのだ。

最近、職場に採用される新人を見ていると、高学歴な人ほど過保護という傾向がかなりはっきり見えている。就職後も職場宛てに親から贈り物が届いたり、30歳を過ぎても交通事故の処理を親にやってもらうというケースを実際に見たが、そういう人は例外なく高学歴だった(しかも、こんなのに限って仕事はできないくせに年休ばかり使いたがる)。

昨年夏も「息子が御社の採用試験を受けたいんですが」と親が電話してくるなんてケースが実際にあった。このケースでは、人事担当者が電話を置くと同時に人事課長が「不合格だ!」と叫んだ(仮に採用したところで結果は見えていると私は思う)。

若人たちよ。真の自立は親離れから始まる。ライオンの親は、赤ちゃんを谷底に突き落とし、這い上がってきた子どもだけを育てるという。
ただ、最近は子どもよりも親に問題があるケースのほうが多いように思う。子どものためを思うなら、過保護よりも子離れして自立を促すべきである。

「可愛い子には旅をさせよ」は今も変わらず真理なのだ。今より昔の人のほうが知恵があったのかもしれない。

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新型スカイライナーのデザイン発表

2008-04-09 23:47:34 | 鉄道・公共交通/趣味の話題
「新型スカイライナー」を「新型スカイライン」と読み間違え、日産のニューモデル発表と思った方、ごめんなさい。
クルマじゃなくて、鉄道の話題です。

新型スカイライナーのデザイン発表

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都心から成田空港までを結ぶ“成田新高速鉄道プロジェクト”の一環である京成電鉄の『新型スカイライナー』のデザインが9日(水)、都内でお披露目された。在来線では国内最速160キロを実現し、都内から成田空港までわずか36分で結ぶ最新車両。大胆に足を露出した超ミニ衣装で、特別ゲストとして登場した女優の上戸彩は「移動時間の短縮は凄く嬉しい。早く乗りたいな」と瞳を輝かせた。

 車体デザインは世界的デザイナーの山本寛斎を起用。青と白を基調としたスピード感溢れる斬新的なデザインに山本は「最初に浮かんだのは武田信玄の“風林火山”の風。“疾きこと風の如し”が脳裏に浮かびました」とコンセプトを明かした。

 会見終盤には、特別ゲストとして上戸彩がセクシーなミニスカート姿で登場。以前から親交がある山本と抱擁を交わすと「寛斎さんのイメージに無い色合いだったので、逆に惹きつけられました」と新車両の感想を笑顔で語った。また仕事柄、移動が多い上戸は「移動時間の短縮は凄く嬉しい。早く乗りたいな」と笑顔を振りまき、会場を和ませていた。

 新型スカイライナーは、日暮里駅から空港第2ビル駅までを結ぶ新アクセスルートを走行。現行の51分運行から15分の短縮が実現し、36分で空港までの到着を実現。最高速度は時速160キロを誇り、新幹線を除く日本の在来線では最高速度となる。平成22年度の開業を目指しており、開業後は新型スカイライナー及び一般特急をそれぞれ1時間あたり最大3本運行する予定。
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鉄道記事なのに配信元はオリコン。
Yahoo!ニュースのカテゴリ分類がエンターテインメントになってるところからも、この記事は上戸彩を扱った芸能ニュースの位置づけになっていることがわかる。

それはさておき、2010年春にも開業予定の成田空港新高速鉄道の車両デザインが発表された。
160km運転は確かに国内在来線最速だが、すでに北越急行ほくほく線の前例があるので、初めてではなく、タイ記録ということになる。

新ルートは、現在、印旛日本医大で終点となっている北総鉄道を成田空港まで延長する形で行われる。延長区間は成田高速鉄道アクセス(株)が整備し、開通後は京成が運行。新線区間は160km/h走行、北総線内は130km/h運転が行われる見込み。開通が楽しみだ。

鉄道ファン的には、車両の登場も楽しみだが、運転保安方式も気になるところだ。ほくほく線のように、新線区間では地上信号のG-G現示とするのか、ATC導入か。都市近郊で運転本数が多いことから、個人的にはATC採用となりそうな気がする。

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Vistaに見切りをつけたMicrosoft

2008-04-07 23:28:23 | IT・PC・インターネット
Vistaに見切りをつけたMicrosoft(ITmediaニュース)

「さようならVista。君と出会えて楽しくなかったよ」というコメントが笑える。
マイクロソフトにとっちゃ笑い事じゃないだろうが…

XPからそんなに進歩したと感じられるような部分は何もないのに、64bit化したために既存のほとんどのアプリが動かなくなってしまうVista。XPにそれほど不満がないのに、アプリ互換性を犠牲にしてまで誰がアップグレードなんかするかよ。
マイクロソフトは、この根本的なことがわかっていないのだ。

Win3.1が95になるときも、16bitから32bit化するというので既存のアプリの多くが動かなくなってしまう不利益があった。でも、3.1→95の時は、それを補って余りあるメリットがあったからこそ乗り換えたのだ。マイクロソフトがVistaで夢よもう一度と考えているとしたら甘い。これだけ完成度の高いXPを見せられた後に乗り換えようなんてまず一般人は考えないだろう。
Vistaは、XPとの闘いに敗れたのだ。

Windows7を出すなんて言ってるけど、XPから乗り換えるメリットをはっきりとユーザーに示さない限り、同じことの繰り返しじゃないかと思う。

余談。なぜWindows"7"なのか考えたけど、Win95から数えて新OSが7番目になるからだとしか思えない。(Win95、NT、98、2000、XP、Vistaに次いで7番目)

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第80回センバツ講評

2008-04-04 23:37:26 | 芸能・スポーツ
80回記念大会となった春の選抜高校野球は、結局、沖縄尚学の優勝で幕を閉じた。

今回の大会から飛ばないボールが採用された。その影響は本塁打、長打が減るという形で顕著に現れた。結果として得点が減り、投手戦が増えた。1対0が6試合にも上り、1点差ゲームも近年まれに見るほど多かった。息詰まるような熱戦が続き、面白い大会だった。

1点を争う試合が増えたことで、1つのエラーが致命傷になることが多かった。もともと今大会は、失策が少なく守備の固いチームが揃っていたが、大事な場面でエラーをしたチームから順に消えていった。
90年代あたりから、「点を取られたら打って取り返せばいい」というメジャーリーグばりの大味な試合が増えていたが、飛ばないボールの採用で守備力、投手力が勝敗を決定するようになった結果、基本に忠実なプレーをするチームが増えたことは、長期的に見て野球の発展のためにはよいことだと思う。

印象に残ったチームとしては、滋賀県代表の大津西高校を挙げる。
大会前は全くのノーマークだったが、ダルビッシュ有投手(現・日ハム)の出身校の東北(宮城)と松坂大輔投手(現・レッドソックス)の出身校・横浜(神奈川)の強豪2校を立て続けに破ったのは見事だった。

引き分け再試合を戦い、勝った平安(京都)とともに今大会の台風の目となるかに思えたが、結局勢いに乗ることなく甲子園を去った。投手・守備優位の大会では、勢いだけで勝つことはやはり難しいのだと、改めて思う。

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羽越線事故で、事故調が報告書を発表

2008-04-02 21:18:50 | 鉄道・公共交通/安全問題
羽越線脱線で事故調が報告書(産経新聞)

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 平成17年に山形県のJR羽越線で特急列車が脱線転覆し5人が死亡、33人が負傷した事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は2日、事故調査報告書を公表した。局所的な突風で車両が傾いたことが原因と結論づけ、「(突風の)予見は厳しかった」とした。

 事故は17年12月25日午後7時15分ごろ、山形県庄内町のJR羽越線砂越-北余目間で発生した。秋田発新潟行き特急「いなほ14号」(6両編成)が第2最上川橋梁(きょうりょう)を過ぎた後の直線で全車両が脱線し、1、3両目が線路脇の堆肥(たいひ)舎に衝突。乗客5人が死亡、乗務員2人を含む33人が負傷した。

 事故調は、いなほ14号の使用車両の40分の1模型を製作し風洞試験を実施。風向きや振動などが最悪のケースだった場合の風速が、時速100キロ走行で1両目が35メートル、2両目が44メートル、時速120キロ走行で1両目が32メートル、2両目が41メートルに達すると脱線すると分かった。

 当時は「積乱雲群が通過し突風などが発生しやすい気象状況」で、周辺の被害状況から「現場の瞬間風速は40メートル程度」と推測。800メートル離れた風速計が最大12メートルだったことから、激しく吹き下ろすダウンバーストか竜巻による突風が局所的に吹いた可能性を指摘した。

 事故調は「少なくとも事故当時、突風の予見は厳しかった」とする一方、所見で国交省、気象庁、鉄道会社に、実効性のある突風対策に取り組むよう求めた。
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報告書は国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(事故調)のサイトからも読めるが、私はいくつか率直な疑問がある。

事故現場となった羽越線では、この事故が起こる以前の2年半で98回も強風による運転規制があったと報道されているのだ。つまり、この地方にとって風は日常茶飯事、ということになる。

そこで「風が吹いたから転覆」というのは、つまり何も言っていないのと同じではないだろうか。「船の転覆は波が原因」というのに等しい。

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http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/134532/

「電車がひっくり返ったのは事実。原因が何であれ、息子を亡くした無念さは変わらない」。JR羽越線特急脱線事故で国土交通省航空・鉄道事故調査委員会が出した最終報告書を受け、秋田県にかほ市の会社員、畠山学さん=当時(42)=を亡くした父、畠山良一さん(73)=さいたま市=はつぶやいた。

 報告書は、原因は突風で運転士の走行に問題はなかったとしたが、畠山さんは「これでJRは警戒する必要はなかった、責任ないということにはならない。JRがそう思っているなら抗議も考える」と語気を強めた。
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http://www.kahoku.co.jp/news/2008/04/20080403t53039.htm

乗客5人が犠牲になったJR羽越線特急転覆事故で、国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会は2日、「原因は局地的な突風」とする最終報告書を公表した。「運転方法に問題はなかった」とする結論に、「納得できない」と強い不満を示す遺族ら。猛吹雪の中で事故の悲惨さを目の当たりにした関係者は、再発防止を急いでほしい、との思いを強くした。

 「事故現場は強風がよく吹くことで知られた地域。運転士が状況判断できるように教育され、人命を預かっているという使命感があれば、スピードを落とし、事故は防げたはずだ」
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遺族がこの報告書に納得しないのもうなずける。JRにも行政にも責任がないとしたら、列車が脱線したのは誰のせいなのか?
「風が吹いたから仕方ない」というのなら調査する意味がないし、再発防止にもつながらないと思うのだが…

過去のエントリで述べたとおり、事故調の最大の問題点は政府機関である国土交通省の交通政策を批判できないことだ。
事故現場で、事故直前の2年半に強風によって98回もの運転規制があったという事実はJR東日本自身が発表したものだ。つまり、JRが風の危険を知らなかったとは考えにくいわけで、減速しなかったJRの責任は問われて当然だし、そのようなJR東日本に何の指導もしなかった行政の責任も当然、問われてよいと思うのだが…

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運命の4月、来る

2008-04-01 22:48:49 | その他社会・時事
昨年夏の選挙以降、参議院で野党多数となったねじれ国会。
政府・与党がガソリン税の暫定税率を上乗せするための租税特別措置法改正案を国会で成立させられないまま、ついに暫定税率が失効する運命の4月がやってきた。
果たしてガソリンは下がるのか? 期待と不安が入り交じる複雑な乙女心(違)で胸を弾ませつつ、街に出た。

……下がっている。あっちもこっちも。
いきなり124円、125円。122円のところも。

国道4号線と東北自動車道インターがあるここ白河は激戦区。そうそう悠長なことも言っていられないらしい。
やはり25円の差は大きい。値下げ効果は計り知れない。

政府・与党は、租税特別措置法を衆議院「3分の2再可決」で成立させ、元に戻すと言っているが、この劇的な値下げ効果の中、国民の反対を押し切って再値上げができるのだろうか。

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