はじめの戦車模型づくり

老眼に悩みながらもとにかく完成させることを目指します! 2009年3月8日開設

Sd.Kfz.251/9 Ausf.D 1/35 #8 ウエザリング

2021-02-27 22:13:19 | 第二次大戦 ドイツ軍

1/35のSd.Kfz.251/9のウエザリングをしました。

▼今回は、フィルタリングとチッピング作業をしています。
下記は今回の作業が終わった時点の写真です。

▼それではまずはフィルタリングから。
油彩を5色使いました。ローアンバー、ネイプルスイエロー、イエローオーカー、ウルトラマリン、チタニウムホワイトの5色です。

▼いつものように点付けして、ターペンタインをほんの少し付けた筆で上から下へ動かして拭き取っていきます。

▼反対側の側面。う、車体番号のデカールの側面が浮いてる〜〜
チッピングで何とかごまかせれば良いですが......。

▼こちらの面が基本塗装のハイライトがやや弱いので油彩で偽カラーモジュレーションをしておきます。

▼ピンウォッシュをした転輪とフロントタイヤ、フィルタリングを済ませた車体です。

▼チッピングを行います。使用した塗料は、アクリルのライフカラー。
この間購入したドイツ軍ユニフォームセットからトロピカルタン2にマットホワイトを加えて浅い傷の色を作りました。

▼スポンジを使って端を中心に車体にチッピングを行いました。
ダークイエローの浅い傷としてはなかなかマッチした色合いかな、と自己満足です

▼つぎに塗装が剥がれてしまった深い傷を付けていきます。
塗料は同じくライフカラーで、パンツァーグレーにダークブラウンと戦車兵用のブラックを少し足して作りました。

▼先にスポンジでつけた浅い傷の上にやや大きめの傷や長く引っ掻いた傷を細筆で付けていきました。
デカールの浮いてしまった端の部分に重点的にチッピングや長く引っ掻いた傷を付けました。
ここにこんなに傷が付く根拠は説明できませんが、何かが当たって引きずったことにしましょう。
う、引っ掻き傷を失敗してクリーナーで消した部分がちゃんと消えていない!!

▼このあとさらに深い傷もスポンジでチッピングを付けました。
クリーナー跡が何故かこれ以上消えません。アクリルなのでもう少し強くクリーナーでこすれば消えるかもしれませんが、先に作業した油彩のフィルタリングに影響を及ぼしそうなのでとりあえずここで止めておきました。

▼フロントタイヤホイール、転輪にもスポンジでチッピングを付けます。
足回りは小石などが激しくぶつかったり擦れて少し錆が出ているようにしたいので、ライフカラーのダークブラウンにマットブラックを少し足した色を作りました。

▼こんな感じになりました。

今回はここまでです。色々とアラが出てきてしまいました。
ま、残念ですが、いつも何か失敗しているところがありますね
次回は、足回りの主に車体下部の泥汚れ、同じく履帯の泥汚れを付けたいと思います。


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8 コメント

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戦術番号... (XJunで~す)
2021-02-27 23:47:25
縞迷彩も自然で、車番(戦術番号)のデカールもシルバリングがなく綺麗に処理されていますね。さすがです。この辺は手をかけただけ出来栄えに反映しますね。
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Unknown (クラキン)
2021-02-28 06:13:39
フィルタリングという手法がイマイチよく判っていなかったのですが、今回の製作記で「退色表現」であるとはっきり理解できましたが、正しいでしょうか?
キズにも浅い、深いの差や、引っ掻きキズと打ちキズの違いがあるということも判りました。
奥が深いですね。
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凄い!! (くう)
2021-02-28 07:52:19
プラモデルが、見る見るうちに実車に変わっていく、その過程がよく分かります。
それぞれの工程の意味がよく分かりました。
参考になりました!!
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Unknown (hisota)
2021-02-28 07:56:01
分かりやすい解説ありがとうございました。上の方に白を付けて、下の方に濃い色を付ける効果が一目瞭然ですね。納得です。
やり方がわかっても、コントロールできるようになるには、当然経験が必要でしょうね。
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Unknown (hajime)
2021-02-28 15:05:22
XJunで〜す様、コメントありがとうございます。
デカールの件ですが、どうも最近うまく行かないことが多いのです。
以前はあまり苦手意識はなかったのですが、今は......。
このキットのデカールはすごく薄くて切れやしないかドキドキしながら貼りました。
実は、シルバリングは少し起こしているんですよ。
写真の撮り方が成功して見えにくくなったのかもしれません
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Unknown (hajime)
2021-02-28 15:17:44
クラキン様、コメントありがとうございます。
フィルタリングは基本色に色のフィルターをかけるという意味だそうです。何色かを使うことによって経年変化を表現する、そうまさに「退色表現」です。
何でもかんでもカタカナ表示して偉そうに講釈たれるA.M.(模型雑誌)に嫌気がして、私は自身のブログで一時わざと日本語で書いている時期がありました。
ドッティング、何それ? 経年変化による退色表現でしょ、退色表現でいいじゃん。ってな感じです。今はフィルタリングと表現しています。
傷の種類は昔のAM(アーマーモデリング)でさいとう氏による塗装方法で説明されていた手法です。最近紹介した海外モデラーもこのやり方をしていました。
土居氏とさいとう氏がよく記事を書いていた頃のアーマーモデリングはストックしてあるので時々確認のために読み返すことがあります。
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Unknown (hajime)
2021-02-28 15:28:02
くう様、コメントありがとうございます。
基本塗装が終わってからのウエザリングの順番を間違える(恥)ことがありそうなので、備忘録をかねてブログに書いています。
まあ、順番を間違えても何とかなりますが、手間を考えると思っていた通りに進めていた方が楽ですので
記事が参考になって嬉しいです
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Unknown (hajime)
2021-02-28 15:36:13
hisota様、コメントありがとうございます。
鋭い観察眼、流石です。
上面を明るく、下面を暗く、その意図で油彩の色を選んでいます。
紫外線がより多く強くあたる上面の退色をなるべく自然な感じで表現できれば良いのですが、現実はなかなか難しいです。
チッピングも自然な感じにするのはとても難しいです。どうしても作為的な、人工的な感じになってしまいます。
塗装は、本当に奥が深いなと思います。
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