前回までの作業はこちらです。
基本塗装だけで3回目となってしまいました。
▼本日朝、手配していた塗料、LP-30ライトサンドがヨドバシから届きました。
早速前回の続きの作業をしていきます。転輪の裏をエアブラシした段階で前回は塗装切れとなりました。
▼基本のベース色であるLP-30の塗装が終わりました。
これからハイライトを吹いていくことになります。
▼ハイライト色はLP-30ライトサンドにLP-75バフ、LP-4ホワイトを混ぜて作りエアブラシしています。
ハイライト1はLP-30:LP-75バフ:LP-4=3:1:1の配合です。
車体上部の平面は中心に、斜面は上側から下へグラデーションをつけるような感じでエアブラシしていきました。
ハイライト2は、ハイライト1にホワイトを足します。配合は3:1:2になります。
ハイライト3は、ハイライト2に同じくホワイトを足します。配合は3:1:3になります。
なお、実際は塗装を終えてエアブラシ内に残ったハイライト1へ蒲焼のタレではないですけど(ちょっと例えがおかしいかな?)そこへホワイトを足していってるので、厳密に言うとホワイトの量は先に書いた配合より多くなっています。
ま、大雑把にこのくらいずつ明るくしていったという感じです。
写真はハイライト3までエアブラシを終えたところです。
▼サイドスカートはエアブラシワークでハイライトを筋状に吹きました。
塗装の劣化状態を表現したつもりです。
上面にハイライト多めに吹き、そこから下方向へエアブラシを吹いて筋状を付けてみました。
▼残ったハイライト3をスペアボトルにストックします。
これにホワイトをさらに足して(ハイライト4とします)、主にボルトの頭へ筆塗りしてメリハリを付けていきます。
このやり方は海外モデラーがよくやる方法です。
▼車体のボルトの頭へハイライト4を筆塗りしていきました。
写真ではちょっとわかりにくいかもしれません。実物は結構しっかりメリハリが付いています。
▼同じく砲塔です。
▼サイドスカート
▼転輪も終わりました。
やっと基本塗装が終わりました。今回はここまでです。
LP-30を使った基本塗装はすべて0.2mmのエアブラシを使い、飛行機で言えばドイツ機のモットリングを重ねたようにしてエアブラシを吹いていったのでいつもより時間がかかりました。
その分単色でありながら色の変化は付けられたと思います。
次回はサイドスカートを装着する前に車体下部と足回りの塗装を先に終わらせていく都合から、履帯を塗装し、転輪ゴムの塗り分け、足回りのウエザリング作業をしたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
紫電の退色表現でも使われた技法とお見受けしました。(間違っていたらお許し下さい)
この段階でまるで墨入れしたように立体感が出ているのが凄いです。
こういう技法はAFVだけでは無く、船、鉄道物やお城など幅広く応用できそうで、とても参考になります。
>下地色を絶妙に残しながら0.2mmで少しづつ吹き重ねていく感じでしょうか。<
その通りです。ムラっぽく小刻みに小さな点を重ね合わせていくようにエアブラシしました。下地のマホガニーが基本色のライトサンドを通してほんのわずかにうっすらと見えるように吹き、さらにその間へハイライトを埋めていくように吹きました。
>紫電の退色表現でも使われた技法とお見受けしました。<
こちらもその通りです。ただ今回ほどうまくいきませんでした。エアブラシをするパネルの面積が小さすぎてムラっぽさはうまく表現できませんでした。
>墨入れしたように立体感が出ているのが凄いです。<
飛行機のパネルラインに沿ったシャドウを見せるのと狙いは同じです。
0.2mmのエアブラシで細かく塗りつぶしていくような作業なので、時間もかかって疲れますが、トライしてみました。この作業がどんな結果になるか、楽しみです。