▼履帯をゼリー状瞬間接着剤で起動輪と誘導輪に接着します。
車体と履帯の隙間にテッシュを詰め込んで履帯と起動輪、誘導輪を密着させて接着しました。
▼接着できました。
履帯を接着した時点で、ざっと車体全体を見渡して油彩による退色表現はくどくなると思ったので今回はやらないで済ませました。
装備品を車体にタミヤのゼリー状瞬間接着剤を使って取り付けています。
▼各部のウエザリングを進めます。
有刺鉄線とボンネットのちょうつがい部分にバーントシェンナで錆の表現をつけました。
ボンネットの側面には少し錆ダレをつけました。
▼乗り降りが頻繁にされる運転席のサイドステップに、6Bの鉛筆をこすり付けて塗装が剥がれて鉄の地肌が出てしまった状態を表現しました。
ここ以外に車体の端に軽く鉛筆をこすり付けておきました。
▼さらに迫撃砲を積んだ荷台の床面にも6Bの鉛筆をこすり付け、戦闘行動で塗装が剥がれてしまったようにしました。
▼ウインチはウォッシングをしたらそれほど修正した色が目立たないようなので、この上にスペアタイヤを置くのは止めることにしました。ウインチのワイヤーとキャリバー50にパネルラインのブラックで墨入れとウォッシングをしました。
▼排気管の錆びた状態をクレオスのウエザリングパステルのラストオレンジにチャコールブラックを少し混ぜてアクリル溶剤を湿らした上に筆でつけていきました。排気口はチャコールブラックでスス汚れとして付けました。
▼フロントタイヤに泥汚れをつけました。MIGピグメントのP234をベースにP025とP033をランダムにこすりつけました。タイヤのサイドウォールを筆で強くこすってピグメントを落とします。その後、アクリル溶剤を垂らしてピグメントを固定させました。
▼パステルでの泥汚れを荷台につけます。中心部分は兵士が動き回ってそれほど泥はつかないと思いますので端の方に残っている状態にしました。
▼ピグメントフィクサーを垂らしてピグメントを固定させます。
▼乗り込んでいる兵士の靴も同じようにP234のピグメントを筆で軽くこすりつけました。
戦闘状態なのでヘルメットにも軽〜くピグメントをつけました。
▼ボンネットのくぼみ、フロントのウインチ周り、バンパーの上面にピグメントをつけて泥が乗っている状態にしました。
この部分はターペンタインを湿らせてピグメントを固定させています。
▼攻撃座標を無線で確認している兵士の無線機のコードは車内積載の無線機と繋ぐのが難しくなってしまったので、キットに付いているポータブルの無線機と繋げてしまいました。φ0.38mmのプラグコードを使っています。後ほどブラックで塗装しておきます。
次回、兵士を車内に乗り込ませ、全体をチェックして完成させたいと思います。
”AFV模型はかく作るべし”もいよいよ最終章が間近になって来ましたね。
いつ見ても丁寧な工作と塗装で、飽きることが有りません。
程度の進んだ錆の表現がまた素晴らしく、何とかコピー?出来ないかと何時も思っています。
今回は鉛筆の使い方も紹介して頂いたので、応用できないか考えてみます。
次にAFV作る時だけではなく、製作中のEF18や飛行機キットにも応用できそうです。
ありがとうございます❕
ひとつひとつの作業を載せているのは、自分のための備忘録としているところもあります。時々あの時はどうしたっけと見直す時があるんですよ もう健忘症ですよね
錆が進んだ状態は、油彩をつけた部分へペトロールを筆につけて伸ばしていくようにして濃淡を付けると進んだ感じになります。鉛筆はエッジにこすりつけるだけです。これは簡単に金属感を出すことができます。今のところAFVにしかやったことがないですが、それ以外のところでもひらめけば私も使ってみようと思います。
6Bの鉛筆は時々使います。今回は車体のエッジ部分やサイドステップ面に使いましたが、黒く塗装した機銃やソ連戦車の金属転輪の履帯と当たる部分にこすりつけるのも効果的です。ぜひ試してみてください。