以前にもブログ中に書いたことがあるのですが、
汚し作業での色々なやり方を何でもカタカナ表記することに違和感というか、抵抗がありました。
しかしながらそれらを日本語で表現するとなると文字数も増えるし、その都度、一言で微妙なニュアンスを表現することは到底出来ません。
ま、なんだかんだ言っていますが、
もうカタカナ表記は一般化していますので、違和感を持ちつつも使っていくつもりです。
ここで、自分のための確認としてカタカナ表記している作業の内容を書いておこうと思います。
参考にしたのは、以前よく読んでいたアーマーモデリングのNo.114、2009年4月号「極上」のフィニッシュワークという特集から拾い上げました。
スーパーバイザー/土居雅博氏 解説/斎藤仁孝氏
以下は、文中にある斎藤仁孝氏による解説です。
私/改めて読んで勉強になりました。間違って解釈していたところもありました。
■ウォッシングについて
基本塗装のあとの全体の色味の統一、変更(フィルタリング)、モールドを浮き上がらせて立体感の強調(スミ入れ)、雨だれ表現などで使用感を表現する(エイジング)という3つの効果を一挙に得られるとても役に立つ技法。
※ウォッシングとフィルタリングはどう違う?
「フィルタリング」は、ある面に対して任意の色で膜(フィルター)をかけて色のコントロールをするという、ウォッシングの中から一つの機能を分離、特化させた技法。スミ入れやエイジングは別にする必要があります。
■退色表現は「フィルタリング」と違うのか?
模型雑誌上などの製作記事で、油彩を点々と模型表面に付けて伸ばしていく技法を「フィルタリング」と呼んでいるのをしばしば見かけますが、それは間違いです。
薄めたエナメルや油彩を面に塗って色調のコントロールをするのがフィルタリング、油彩を伸ばすのは退色表現です。
そうか、これからは油彩を点付けして伸ばしいる作業は、退色表現と記することにしますか。
以上、ちょっと振り返って作業の内容を整理してみました。
ある程度、正確な言葉使いをしないと、読者の方にとんでもないご迷惑を掛けてしまうかも知れませんから・・・。
勉強になりました。
できるだけ日本語で表現するようにします。😊
模型雑誌で使っていたカタカナ表現で一番変だと思ったのは、「ドッティング」でした。
油彩を点(ドット)付けするから「ドッティング」としたのでしょうが、だから何? それでどうなるの? と違和感を感じました。ま、ブログ内で自分も真似して使っていましたので大きな声では言えませんが......。
最近ずっと使っていたフィルタリングという表記は、点付けして伸ばした油彩の様々な色が基本色に膜(フィルター)をかけるから、フィルタリングでも良いと思って使っていました。
でもこれからは、例えば基本色を明るくしたくて単色の油彩を面に塗る作業のときはフィルタリング、油彩の点付けを伸ばすときは(経年変化による)退色表現と表記することにしようと思います。
ま、あまりこだわっても、模型の塗装が楽しくなくなっては本末転倒ですよね。
今回、自分自身の解釈も踏まえて、間違えて伝えてしまわないようにと思ってこのような記事を書きました。
技法の呼び名と効果・目的が綯い交ぜになってしまってるんじゃないかと・・・。
確かにフィリタリングというより退色表現と呼んだ方が目指す目的がはっきりしますね。
油彩技法をドッティングと定義してしまうと別の使い方を思い付いた時に困ってしまうとか・・・。
ま、伝わればそれで良いとは思いますが、おっしゃってる通り言葉は大事だと思います。
ワタシこの方面の用語はさっぱりで、受け売りと
ブログやHPを書かれている方の、文面の雰囲気を察して理解しているふりをしている様な状態です。
それがAFVから足が遠のいた理由の一つでもあるのですが。
それにしても、2009年のAM誌をまだお持ちなのですね!
hajime様がカタカナ用語を咀嚼されたこの記事、これは「保存版」ですよ(^^)。
似たような効果を出すものにいろいろ命名するのも大人の事情がありそうですね。
他方用材についても最近は地域を特定した泥や埃の色のものも出ていますね。
買ってはみたものの素のキットの製作が追いついていない私です。
P.S. 諸般の事情により私のgoo のブログは閉じました。ご覧いただきありがとうございました。
引き続きこちらのブログにもお邪魔させていただきますのでよろしくお願いします。
日本語で書くのが一番伝わると思います。
本文は良いのですが、ブログ記事のタイトルが難しいですね。
カタカナ表記なのは、その技法が残念ながら海外モデラーが編み出しているのかもしれません。
もしくは昔ながらの呼び名がどこかで英語に言い直されたりとか。
自分が正しく理解して正確に伝えているか、確認するのも大事だと思いました。
私も雑誌や諸記事で見たことをベースにして使っています。
今回、たまたまフィギュアの塗装を調べたくて手持ちのAM誌を漁っていたところ、技法についての解説があったので読んでみました。
AM誌は出戻りの頃、夢中になって読みました。2006〜2010年頃は面白かったなあ。土居氏は模型作りの楽しさを誌面で表現していました。仲田師匠の流れをつぐ48大好きの斎藤氏のいい加減さ(失礼)も面白かったです。
土居氏が居なくなってからは超絶作例やテクニックの押し付けみたいになって私は読んでいてつまらなくなったり、時には腹ただしくなって止めました。
最後に購入したのは2011年のNo.142です。ここのヤークトティガーの特集記事は私にとっては最悪でした。
編集者がいちモデラーを極端に持ち上げて「これでどうだ」「こうでなければダメだ」みたいな感じです。そのくせここで退色表現をドッティングと言っているんです。と言うわけでこれを持ってこれ以降、AM誌は購入していません。
ま、全くの個人的な感覚ですので決してAM誌が良くないと言っている訳ではなく、自分の感覚と合わなくなったと言うことです。現在はどうなったのでしょうね。
これ以降はモデルアート誌やムック本をスポットで買っています。
話が長くなってしまってすいません。元に戻ります。
あまり用語にこだわって神経質になるのも、模型作りが変な方向になってつまらなくなってしまいます。
模型作りは「楽しく作って、楽しく塗る」これがイチバン。
趣味なので自分のやりたいように、好きなようにやって、失敗しても作ってナンボと思えばいいと思います。
用語については、模型誌のライターや編集方針などなど大人の事情があるんでしょうね。
最近の用材はAMOに代表される環境最優先のEU系が幅を利かせているようで。
私も好奇心から少し手を出していますが、値段が高いのがネックです。そして製作も追い付いていません
goo blogの件、承知いたしました。
XJunで〜す様には、拙ブログ開始当初から貴重なご意見・情報を賜り大変感謝しております。
今後とも何卒ご指導の程、よろしくお願いいたします。