油彩によるフィルタリング(経年変化による退色表現)を行いました。
▼今回使用した油彩は、左からチタニウムホワイト、ネイプルスイエロー、イエローオーカー、バーントアンバー、ウルトラマリンの5色です。
▼各色を点付けしていきます。上面にチタニウムホワイトやネイプルスイエローを多めにし、中間から下はバーントアンバーとウルトラマリンを付けています。
ウルトラマリンはくぼみ付近にも付けています。
▼綺麗なターペンタインを筆に染み込ませ、いつも通りに上から下へ動かして油彩を拭き取っていきました。
▼車体上面は、円を描くようにして広げながら拭き取っていきました。
一ヶ所ウルトラマリンが残っていますね。(斧の左側エンジングリルの枠)
写真で気が付いたので拭き取っておきました。
▼OVMの木製部分の木目を付けます。油彩バーントアンバーを多めに付けます。
▼固めのドライブラシ用の筆でバーントアンバーをこすり落としました。
▼砲塔上部のオリーブドラブで塗った部分が冬季迷彩をした砲塔全体に比べてコントラストが強過ぎるので、ネイプルスイエローを塗って馴染ませます。
▼ドライブラシ用の筆でこすって塗りつけました。
ハッチのフチ、ガンナーハッチのスプリング、その他溶接部分にバーントアンバーを多めに付けてウォッシングしてメリハリをつけました。
今回の作業でコマンダーハッチの根本のペリスコープ窓が塗り忘れていました。忘れないうちに塗っておきました。
▼フィルタリングが大体終わりました。
今回はここまでです。次回はチッピング、錆ダレを行い、できれば足回りのウエザリングまで進めばと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
油彩の色の選択や広げ方など、「なるほどなあ」と思うことばかりでした。
ありがとうございました。
5色使ったフィルタリングでかすかな色味がヤレた現実感を出してくれるのだと思います。
次はチッピングをして使用感を出したいと思います。
絶妙と言っていただき、うれしいです。
車体はチッピング、錆ダレなどで終わりそうですが、履帯をどう表現するか思案中です。