2007-10-31
メタ認知過剰にも注意が必要
ongoing reflectionは、通常は、何か事が起こった時、とりわけ、失敗したり、仕事がうまく運ばなかったりした時に自然に働く。「あれ! どうしたんだろー」というわけである。
それを、ここでは、通常の仕事をする事態であえて働かせることを想定している。それだけに、本来なら仕事のほうに注がれるべき注意資源をさいて、メタ認知を働かせるほうに費やしてしまう可能性がある。そうなると、仕事のパフォーマンスも下がってしまう。エラーをしない仕事をしようとしてメタ認知を働かせたのに、かえってエラーをしてしまったという、「むかでのパラドックス」(むかでさん、どうしてそんなに上手にたくさんの足を動かせるのですか、と問われたとたん歩けなくなってしまった!)が発生してしまう危険性がある。
さらに、メタ認知過剰は、リスクのある行動を事前に回避してしまう(リスク・テイキングしない)可能性がある。いつも、安全な仕事しかしないということになりかねない。結果として、看護技術の練度がいつまでたってもあがらないことになる。
メタ認知過剰にも注意が必要
ongoing reflectionは、通常は、何か事が起こった時、とりわけ、失敗したり、仕事がうまく運ばなかったりした時に自然に働く。「あれ! どうしたんだろー」というわけである。
それを、ここでは、通常の仕事をする事態であえて働かせることを想定している。それだけに、本来なら仕事のほうに注がれるべき注意資源をさいて、メタ認知を働かせるほうに費やしてしまう可能性がある。そうなると、仕事のパフォーマンスも下がってしまう。エラーをしない仕事をしようとしてメタ認知を働かせたのに、かえってエラーをしてしまったという、「むかでのパラドックス」(むかでさん、どうしてそんなに上手にたくさんの足を動かせるのですか、と問われたとたん歩けなくなってしまった!)が発生してしまう危険性がある。
さらに、メタ認知過剰は、リスクのある行動を事前に回避してしまう(リスク・テイキングしない)可能性がある。いつも、安全な仕事しかしないということになりかねない。結果として、看護技術の練度がいつまでたってもあがらないことになる。
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メタ認知力のチェックリスト(松田文子らによる)
1)自分が用いる方法・方略がどのような問題解決のときに最も効果的なのかを知っている
2)どのようなやり方が有効か、十分考えてから課題に取り組む
3)問題の中の重要な部分に意識的に注意を向けている
4)自分がどの程度よく理解できているかについてうまく判断できる
5)問題が解けたとき、自分がどういう方法・方略を用いたかわかっている
6)問題に取り組んでいるときに、うまくいっているかどうか、定期的に自分でチェックしている
7)勉強するときは、その目的にあわせてやり方を変える
8)勉強したり課題を行うときには、計画を立てる
9)考えが混乱したときは、立ち止まり、もとに戻って考える
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