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リラックスの仕方を工夫する

2009-02-12 | 健康・スポーツ心理学
リラックスの仕方を工夫する

 瞬発カを発揮するためにはリラックスがいかに大事かは、すでにおわかりのことと思う。そこで、この項では、ちょっとしたリラックスから長時間をかけたリラックスまで、その仕方について紹介しておく。
●秒単位の一瞬のリラックス
 首を回す、手をにぎる、額に手をあてる、窓の外に目をやるなど。意図的にというより何気なくやる「息抜き」である。したがって、これについては工夫も何もない。ただ、集中力が長続きしない人は、この手のリラックスを意識的に用意してみるのも効果があるかもしれない。
●五分単位の一息入れるリラックス
 コーヒー一杯、お茶を一杯、柔軟体操で体をほぐす、鉛筆を削るなど。同じ仕事をまだ続けるのだが、疲れがきて集中できなくなった時に、この種のリラックスが使われる。これは、決まりきったものにしておくのがよい。しかも、仕事の場から離れたりしてはいけない。
●一〇分単位の仕事内容の切り替えリラックス
 仕事や勉強の種類を変える時にとる休憩時間である。六〇~90分に一回くらいの割でとることになる。ここでは、ガラッと気分を変えなくてはならない。そのための工夫としては、できれば場所を変えたい。それが無理ならば、机の上を整理して前の仕事や勉強の痕跡がないようにするくらいの工夫はしたい。
●一時間単位のリラックス
 この時間単位のリラックスが意外にむずかしい。友人との気のおけない雑談、散歩、新聞、本を読む、あまりすすめられないがテレビ・ドラマ一本の視聴、といったところであろうか。心身ともに軽く疲れる程度のことをするのがコツであるが、これがなかなかむずかしい。
●一日単位の休日のリラックス
 たまった疲れをとる消極的リラックスが第一である。ゴロ寝が一番と言いたいところであるが、週休二日であれば、その一日は積極的リラックス、つまり何かに熱中して楽しむ日にしたいものである。
●三日単位の長期間リラックス
 連休、夏休み、週休二日制が普及してくるにつれて、こうした連続の休みが多くなってくる。この過ごし方は、リラックスという観点からではなく、もう一つの生活をする、あるいはそのための準備をするというところから発想してみる必要があるかもしれない。まず、「会社」人間から「自分」人間への転換として使うことを心がけてみたらどうであろうか。
 

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