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人間の記憶は、きわめて脆弱である

2019-03-13 | 心の体験的日記
人間の記憶は、きわめて脆弱である。

そもそも覚えこむときにさえ、現実の一部だけしか覚えられない。

記憶した情報は、時間とともに薄れる。

さらに、
思い出すときは、過去のさまざまな記憶情報のなかに溶け込んしまっているので
「歪んだ」想起となる。

かくして、記憶は、きわめて不確かなまま人々の頭の中に存在し続けることになる。

その脆弱さを補うものが、遺産、遺構、メモ(記録)、墓など外部記憶システムである。

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